和×洋の新感覚ようかん「ベイクドようかん湖々菓楽 ふなチー」/とも栄
「ベイクドようかん湖々菓楽 ふなチー」4212円
和菓子ソムリエのナオさんがここ最近の和菓子で一番驚いたという「ベイクドようかん湖々菓楽(ここから) ふなチー」。
「ベイクドようかん湖々菓楽ふなチー」は、最近、都内百貨店の催事や特集でも注目されている、昭和7年(1932)創業の滋賀の老舗和菓子店「とも栄(ともえ)」が2023年2月に発売した、一見普通のケーキのように見えるようかんです。
「ふなチー」の「ふな」は、なんと「鮒寿し」のこと。「チー」は鮒ずしが「和のチーズ」と例えられることに由来しています。滋賀県の伝統食で、現存する最古の寿司といわれる鮒ずしを、自家製の白あんと合わせてなめらかに仕上げています。鮒ずしは昔ながらの製法を守る滋賀県の名店「魚治」のものを使用しているそう。
口当たりはベイクドチーズケーキにそっくりですが、ところどころに姿を現す鮒ずしの、お米のぷちぷちとした食感や魚の身の食感と芳醇な味わい、奥からこみ上げる白餡のまろやかさ、サワークリームのリッチな口当たり、はったい粉(大麦を挽いた香ばしい粉)の香ばしさは「ベイクドようかん湖々菓楽 ふなチー」独自のもの。
コショウや山椒といったスパイスを合わせるとガラリと味わいが変化するので、自分だけのお気に入りの食べ方を見つけてみるのも楽しいですよ。
濃厚で上品なベイクドようかんは、コーヒーや白ワイン、日本酒とも相性抜群。ちょっと特別な日やよいことがあった日など、ワンランク上の大人のひとときを楽しみたいときにおすすめです。
宝石のような輝きが美しいフルーティーな琥珀糖「花虎白」/藤い屋
「花虎白4個入り」1320円
「もみじまんじゅう」で有名な宮島の老舗和菓子店「藤い屋(ふじいや)」が販売している「花虎白(はなこはく)」は、寒天と砂糖を煮詰めて作る伝統の琥珀糖を、鮮やかな色合いとキューブ状のかわいらしい形に仕上げたネオ和菓子です。
特に注目したいのは、西洋梨・マンゴー・フランボワーズといった、和菓子ではあまりなじみのないフルーツのピューレを使用しているところ。琥珀糖の新しい魅力が詰まっています。
外側はシャリっ、中側はぷるっとした、グミとは異なる琥珀糖ならではの食感とジューシーなフルーツの果実感が楽しめます。コーヒーや紅茶はもちろん、炭酸水のようなシュワシュワとした飲み物とも相性ばっちりです。
もうひと踏ん張りしたいときや、ちょっと疲れ気味のときに食べたら元気をもらえそうな、ポップな色合いもかわいい!まるで宝石のような華やかさをもつ「花虎白」は、見ているだけでも幸せになれるネオ和菓子です。
今回は、伝統と革新を感じる絶品ネオ和菓子を5つご紹介しました。和菓子が大好きな人も普段あまり食べない人も、この機会にネオ和菓子をお取り寄せして新しいおいしさを楽しんでみては?
Photo:ナオ
Text:増田朱音(vivace)
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