２つの国宝を筆頭に、室町文化の粋を伝える鎌倉五山第二位のお寺。夏目漱石をはじめとする、多くの文豪を魅了し、文学作品の舞台にもなっている「円覚寺」はみどころも多く、ゆっくり境内巡りを楽しむのがおすすめです。
【舎利殿（しゃりでん）】
源実朝が宋から請来した「佛牙（ぶつげ）舎利」というお釈迦様の歯を祭る
建造物としては神奈川県で唯一、国宝に指定されています。通常は非公開ですが、正月三が日とGW、11月の宝物風入時に建物外観を公開しています。
【居士林（こじりん）】
もともとは柳生流の剣道場だった建物を昭和3年（1928）に移築した
出家をしていない在家の修行者・居士のための専門道場。現在も学生坐禅会や、誰でも参加できる土曜坐禅会などを行っています。
【帰源院（きげんいん）】
毎年4月29日の夏目漱石の命日に「漱石の会」を開催
夏目漱石の『門』にも登場した山門前の階段
境内は非公開ですが、夏目漱石ゆかりの山門前の階段などは見学可能。句碑もここにあります。
写経会＆坐禅会も！
【写経会（しゃきょうかい）】
円覚寺派管長・横田南嶺（なんれい）老師が浄写された延命十句観音経を手本に写経を行う写経の体験ができます。体験時間は約40分。拝観料＋写経料1000円、予約不要。不定期での開催なので詳細は公式サイトで確認を。
【座禅会（ざぜんかい）】
会場は坐禅会により異なる
早朝に行われる暁天坐禅会や、土曜午後の土曜坐禅会、日曜の説教坐禅会などがあります。参加費や申込方法、会場などの詳細については公式サイトで確認を。
御朱印&お守りもチェック
御朱印は中央に「宝冠釈迦如来（ほうかんしゃかにょらい）」と書かれています。御朱印所は総門を入った左手で（500円）。
「健康守」各500円
おくるみに包まれている赤ちゃんを連想させるため、わが子の健康を願い授かる人が多いそう。
「心むすぶ守り」各500円
恋文に最も多い折り方・結び文の形をしたお守り。カップルで色違いを持つのがおすすめです。
「ペット愛護守」500円
交通安全・健康長寿を祈願するペット用のお守り。名前と連絡先を記入し、首輪に通すことができます。
