4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。みなさんは、お気に入りのお洋服をよく着ていますか?洗濯すると傷んでしまうのが心配で中々着られない方は、この記事をぜひ参考にしてください!衣類の素材に合わせ、洗濯をすることで、風合いを損ねず長く着られるようになるはずです。
洗濯前の確認が洗い上がりを左右する
洗濯機にかける前、何か気を付けていることはありますか?
衣類を買った時のように綺麗に保ち、清潔に洗い上げるためには、洗濯前の確認が大切です。
特にお気に入りの服は洗濯前に、5つのポイントを確認することで、洗い上がりがキレイに仕上がります。
衣類に合ったお洗濯をして、お気に入りの服の寿命を延ばしましょう!
洗濯表示を確認
まずは洗濯表示を確認します。
ここでは、
・水洗いができるか
・繊維の種類
の2点を確認します。
上のマークがある場合、ご自宅で洗濯ができません。
桶マークの下にある線が多いほどデリケートな衣類になります。
線が2本あるものは、弱い水流で洗うことが推奨されている衣類です。
中性洗剤を使い、洗濯ネットに入れた上で、おしゃれ着コースか手洗いをするのがベターです。
洗剤の用途を確認
衣類の洗濯表示に書かれている繊維の種類と、お手持ちの洗剤の用途が合っているか、確認しましょう。
汚れ・素材により、洗剤の使い分けをするのも大切です。
■弱アルカリ性洗剤
洗浄力が高く、皮脂などの汚れをしっかり落とすことができます。
普段着や下着の洗濯に。
洗濯機の標準コース等で使用します。
■中性洗剤
洗浄力は低いものの、衣類の風合いを守りながら洗えます。
シルク・ウールなどのデリケートな繊維や、レースなどの装飾がついいたおしゃれ着の洗濯に。
洗濯機の手洗いコースなど、優しく洗うときに使用します。
色落ちのしやすさを確認
濃色の衣類やジーンズを初めて洗うときは色落ちの注意が必要です。
他の衣類に色移りしないよう、洗濯前に色落ちのテストをしましょう。
■色落ちテスト手順
1.白い布に洗剤を少量つけます。
2.目立たない場所でポンポンと叩き、布に色が移らないか確認します。
3.色落ちをした衣類は、他の衣類とは分けて洗いましょう。
詰め込みすぎていないか確認
衣類を詰め込むと、洗濯槽の中で衣類が回らず、汚れを落とすことができません。
洗濯機にかけたのに、洗えていない状態では、かけた時間もコストもすべて無駄になってしまいます。
洗濯の際は水が足りているか確認し、汚れがひどいものを洗うときには水量を多くしましょう。
詰め込みすぎはシワの原因にもなるので、少なめの衣類量で洗う方がより衣類に負担がかからず、キレイに洗い上がります。
■動画で確認:詰め込みすぎると衣類が回らない!