というわけで、一皿は必ず食べておきたい「イカ系」から、函館産の「真いか」(190円)を選んでみました。
これまた信じられないくらいふわりとろりとした食感で、そして信じられないほどの甘み!
素材がシンプルなのでシャリの美味しさとのハーモニーも美しく、とてもこの価格で味わえる満足感ではありません。
って、今後ずっと、何を食べてもだいたいこの感想になってしまうのですが・・・。
期間限定の「特別三種盛り」(680円)も頼まないわけにはいかない。
鮮烈なプチプチ感が人気の「イクラ」、北海道産の中でも大きなものを厳選し、豪快に3尾盛った「大甘エビ」、そして、東京ではお刺身で食べるイメージのあまりない「オホーツクニシン」。
ひとネタごとに感動が待っていて、特に生まれて初めて食べたかもしれない生のニシンの甘く香り高い味わいは衝撃的です。
不可抗力その2、「冷酒(国士無双)」(530円)。
お酒を日本酒に切り替えたところで、貝系を攻めてみましょう。
北海道でも特に人気のホッキ貝。
中でも厳選された肉厚な「春ほっき」(240円)は、噛みしめるほどに甘みと爽やかな香りが口に広がり、粋にもほどがあるお味。
「活ほたて」(290円)は、ありつければラッキーの限定品です。
ホタテが超〜大ぶり。その甘味と香りで口の中が埋め尽くされる貴重体験。
せっかくだから最安のお皿も味わっておこうと頼んだ「たこサラダ」(130円)。
角切りにされてたっぷりと乗っているのがすべてタコなんですが、そのボリュームがすごく、味の強いマヨ風味にまったく負けない旨味の濃さ。
こういうリーズナブルなメニューにもまた、トリトンの凄みが詰まっていますね。
寿司界の王様登場
さてさて、ここまで読んできてヤキモキしている方もいらっしゃるかもしれません。
「マグロを食べなさいよ!」と。
そう、お寿司の王様、マグロをまだいただいていませんでしたね。
いやね、もうずっと、あとで絶対に頼もうと心に決め、もったいぶっていた一皿があるんですよ。
それがこちら。
「まぐろ三昧」 (630円)!
手前から、トロ、マグロ(赤身)、タタキ、となっております。
この写真だけだと、一番奥のたたきのインパクトが伝わりづらいかもしれないので、別角度からもどうぞ。
標高高い!
上質な脂が絶妙に乗ったとろ、濃厚な旨味が圧巻すぎるマグロ、まったりとした旨味が押しよせるマグロのたたき。
この一皿こそが「幸せ」を具現した物体であると言っても、過言ではないでしょう。
日替わりの汁物は網走産の「しじみ汁」(340円)。
大きなしじみがたっぷり入って、その滋味と温かさが、ちょうどいいアクセントとして染み渡ります。
さて、実はけっこう前からすでに割と満腹。
が、あまりに美味しい体験の連続に名残惜しくなり、最後にもう一皿だけいただいて締めたいです。
今日は自分の好物であるブリ〜カンパチあたりのラインを攻めてないので、そのへんかなぁ・・・と思っていると、店員さんから奇跡のタイミングで「ハマチトロ、今からあるだけでま〜す!」のかけ声が!
ほ、ほ、欲しいです!
ラストは、くどさのない上品な脂がたっぷり乗った 「ハマチトロ」(440円)で締め!
し、幸せ〜・・・。