家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。浪費癖があることで、お金が貯められないことに悩んでいませんか。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、浪費家の人が貯められる人になるためにできることについてご紹介します。
浪費家の人が貯め癖をつけるためにしたこと
自分でも浪費癖があると自覚している人は、「貯められなくても仕方がない」と早々にあきらめてしまいがちです。出典:www.photo-ac.com
しかし、なかには、もともとは浪費家だった人が、心機一転、貯蓄上手になったということもありますよ。
今回は、「浪費家の人が貯め癖をつけるためにしたこと」を紹介しますので、浪費家を卒業したい人は、よかったら参考にしてみてくださいね。
(1)衝動買いをやめた
浪費家の人が、なんといってもまず一番にしてしまいがちなことが「衝動買い」です。
立ち寄ったお店でふと目にしたものを、ついその場の気分で買ってしまう癖があると、どうしても支出は多くなります。
このような人は、支払いのイメージができていないまま、なんとなく買ってしまうので、あとから支払いに困ってしまうことにもつながります。
一方、浪費家から貯蓄上手へと変貌を遂げた人は、欲しいものをなんでも我慢して買わないようにするのではなく、どうやって計画的に買うかを考えます。
衝動買いではなく、計画的な買い物でしたら、支払いで苦労することもないので、「買い物のし過ぎで貯蓄ができない」ということにはならないのです。
(2)本当に気に入った物だけ買うことにした
浪費家の人は、欲しい、買いたいという物欲のままに、あれもこれもと幅広く買ってしまいがちです。
気づけば、クローゼットの中も、リビングの収納棚も物でいっぱい……。どれを処分したらよいか分からないほどの物が、所狭しと並んではいないでしょうか。
なかには、部屋のひとつを「物置き」にしなければおさまらないほど、物が散乱してしまう人もいるほどです。
一方、浪費家から貯蓄上手へと変貌を遂げた人は、たくさんの物を買うのではなく、本当に気に入った物だけを買うようにしている人が多いものです。
当然、家にある物は少なくなりますが、その分1つ1つの満足度が高く、今持っているものを大切にする傾向がありますよ。
(3)広告を見ないようにした
テレビやSNSの広告を見ると、さまざまな物が欲しくなってしまいますよね。いいな、素敵だなと思う物を購入するのは楽しみにもつながります。
しかし、欲しいものを何でも買っていては、散財につながってしまいますよね。
浪費癖のある人は、このような広告を自然と目にする機会が多くなると、自然と買い物が増えてしまう傾向がありますので、気をつけましょう。
一方、浪費家から貯蓄上手へと変貌を遂げた人は、このような広告は意識してみないようにする傾向があります。もし目に入ったとしても、広告を鵜呑みにせず、じっくりよく検討した上で購入するので、買いすぎにはつながらないのです。
浪費癖を見直そう
浪費家から貯蓄上手になるための第一歩は、まず、浪費癖のある人がしがちな行動をひとつひとつ見直すことです。
なかには浪費家であっても、自分が浪費家であることに気がついていない人もいますので、浪費家の人がしがちな行動をしていないか、確認することも大切ですよ。