とはいえ、アイデア豊富の南部デザイナー!冷蔵庫のスペースもしっかりと確保しつつ、構造柱を利用した棚を作ってくれました。しかも棚の高さが調整できるようになっているのでとっても便利。
ディスプレイをしながら細かなものも置ける場所を作るのは、女性ならではの視点から生まれたアイデアですよね。
キッチンとダイニングスペースには、掃除がしやすく傷のつきにくいタイルを敷いていますが、リビング側はあたたかみのあるウッドのフローリングを選びました。
本当は無垢材のフローリングが良かったのですが、予算の都合で肌に触れる表面のみが無垢材になっている合板を採用しています。言われなければわからないぐらい、クオリティーが高い床材ですよね。
限られた予算内でできることを考えるのも、自分らしいリノベーションをするこつですよ。
空間を上手に活用したアイデアがこちら。アイランドキッチンの周囲にウッドのカウンターが取り囲んでいます。
木の天板に黒塗りスチールの脚部分がかっこいい、まるでカフェバーのようにおしゃれな雰囲気のカウンターも「howzlife」のオリジナル。
なぜ既製品ではなく、オリジナルで作ったかというと、実はある秘密があるんです。それは……。
なんと!カウンターを組み合わせると、10人で食卓を囲える大型のテーブルに早変わり!カウンター用とダイニング用のテーブルを並び替えるだけで、ホームパーティー仕様に変身するんです。
ゲストを招いて大人数で食事することも少なくないし、せっかくのゆったりとした動線は生かしたい。スタジオとして使うときにも便利だからと、このようなアイデアが生まれたんだそうです。
キッチンの寸法とぴったり合うよう、サイズを計算して作っているので、使い勝手もばっちり!空間を上手に使った、アイデアはとても参考になりますよね。
他の部屋も統一感あるデザインにできるのがフルリノベの醍醐味!
フルリノベーションの良いところは、空間全体を使いやすくコーディネートできること。雰囲気がちぐはぐになることなく、想い描いたイメージを間取りやインテリアにおこすことができます。
ダイニングから続くリビングは、トーンを合わせて
壁や天井、フローリングはダイニングの部分と繋がって見えるように色合いを合わせています。インダストリアルでスタイリッシュな空間に合うよう、窓周りはブラインドをチョイスしました。
色使いを抑えつつ、天井はモルタル、壁面のグレー、質感の違うブラインド、そして無垢材風のフローリングと、素材感の違いで変化を付けています。
すっきりとしたインテリアにすることで、ゆったりと家族団らんできるスペースになっています。
真っ白の光に包まれたベッドルーム
ベッドルームは真っ白で統一し、清潔感があふれる空間でまとめました。イケアの収納キャビネットを壁側に並べて充分な収納も確保しつつも、無駄なスペースがないようにデザインされています。サイズバリエーションが豊富な、イケアの家具ならではのポイントです。
白色が多いためシンプルで無機質になりがちな空間ですが、床材にウォルナットカラーを選ぶことで大人っぽく締まった印象になっています。小物が多くて、ごちゃっと見えがちな子ども部屋も、すっきりと感じられますね。
水まわりもキッチンとテイストを合わせて
毎日欠かさずに使用する水周りも、おしゃれさをキープしたまま、使いやすい空間にしたい場所。キッチンにも通じる白タイル壁に、棚や鏡収納、洗面下部のウッド使いなど、キッチンとシンクロさせたコーデが魅力的です。
特にドイツの洗濯乾燥機「ミーレ」をビルトインするために、サイズを合わせてオリジナルで制作された洗面スペースがポイント。リノベーションだからできる小技です。
トイレ空間もワンポイントでキッチン同様のテイストにそろえています。ポイント使いの白タイルやウッドの棚など、スペースとしてはそれほど大きくはないですが、ちゃんと統一感のある仕上がりになっています。
洗面台を新しく追加したことで手洗いがすぐにでき、衛生的なのもうれしいですよね。