今年もやってきた紅葉の季節、お出かけしたい場所のひとつが箱根。その観光拠点、仙石原に位置するのがリゾートホテル「箱根リトリート före(フォーレ)」です。高低差のある敷地内に客室やレストランが点在し、秋は紅葉の木々に包まれます。日常の喧騒から離れ、心が晴れやかになるようなひとときを過ごせる場所です。
箱根の森に包み込まれるようなリゾートホテル
東京・新宿駅から電車とバスで2時間ほど。美術館も多い自然豊かな箱根・仙石原にあるのが「箱根リトリート före(フォーレ)」です。山の木々に溶け込むような美しい建築が、着いた瞬間に別世界へと誘いこんでくれます。
高低差のある敷地内では、レストランや温泉、客室などが別の棟に分かれていて、棟を行きかうたびに箱根の山々と森の光景が目の前に。12月上旬までは、赤や黄色に染まる木々を眺めることができます。
大きな窓から森を望む、心地よい客室
客室も、37室すべてが木々に囲まれたロケーション。一歩脚を踏み入れれば、モダンな北欧インテリアが並ぶ先に大きな窓があり、やさしい日の光と木々を目にしながら一息つくことができます。
50平米ほどの「デラックスダブル」には薪ストーブがあるタイプも。ラグやクッションにも温かみが感じられる部屋で、大きなソファに腰かけてゆったりと過ごせます。
27平米のスーペリアツインは、ベッドのそばの大きな窓が主役となる空間。シンプルな内装に映えるスタイリッシュな家具や家電が置かれているのも、気分が高まるポイントです。
自然に囲まれたカフェやテラスで一休み
夕食や入浴までに時間があれば、ぜひカフェ&ラウンジへ。壁一面が窓になった開放的なカフェでは、京都のスペシャルティコーヒー店「Unir(ウニール)」の豆を仙石原の気候に合わせてブレンドしたコーヒーなど、ドリンクを無料で楽しめます。アルコールやパンの販売もあり、小腹を満たすこともできますよ。
カフェ内のベーカリーには、地下のエ房で焼き上げられた自家製パンが並びます。バケットや食パンのほか、フォカッチャ、ベーグルなど、種類が豊富で目移りしてしまうほど。なくなり次第終了なので、パン好きの方はお早めにチェックを。
ドリンクやパンをテイクアウトするのもおすすめ。宿泊者が自由に使える「free bird & テラス」のウッドデッキで、自然に囲まれて淹れたてのコーヒーやできたてのパンを味わえば、長旅の疲れもどこかへ行ってしまうはず。
森の静けさの中でリラックスできる半露天の温泉
温泉は、森の中を通り抜ける廊下の先に。ここ「onsen f」のヒノキの温泉はガラスを取り払った半露天となっていて、小鳥のさえずりが聞こえ、秋の心地よい風も流れこんできます。森の中で湯船に浸かっていると、日ごろ積み重なっていた凝りや疲れが癒されそう。
スパもあるので、オーガニックフェイシャルでスキンケアをしてもらったり、ボディトリートメントで体をじっくりほぐしてもらうのもいいですね。
光が差すレストランで地元の食材を味わうディナーを
食事は、曲線を描く屋根と壁一面の窓が印象的な建物「WOODSIDE dining」で。薪火を活かした地産地消フレンチのレストランです。
天井が高く広々とした空間には、客室と同様に北欧スタイルのテーブルと椅子が並んでいます。昼間は穏やかな自然光に包まれ、夜は柔らかな灯りに照らされながら、できたての料理を味わえます。
ディナーは、横浜うかい亭やにき亭などで経験を積んだシェフが腕を振るったもの。オープンキッチン内の薪グリルで火加減と塩加減が繊細に調節され、素材の味わいが引き出されています。地元の神奈川県と相模湾を中心とした、新鮮な山と海の幸を味わい尽くせるコースに、お腹だけではなく心が満たされていくのを感じるはず。