嫌われるのが怖くて、つい意見を言うのを我慢してしまう……と悩んでいませんか? しかし自己主張は、わがままではありません。この記事では、自己主張という言葉の意味や上手に意見を言うコツを解説。円滑なコミュニケーションを取れるようになりましょう!
自己主張とは、自分の考えや意見、欲求を他人に伝えること。今まで、この自己主張に苦手意識を持ったことはありませんか?
日本語にはさまざまな言い回しがあるので、はっきりとした自己主張を避ける人が多いのかもしれません。しかし時には、的確な自己主張が良い結果を招くこともあるでしょう。
この記事では、「自己主張」という言葉の意味や、周りに嫌われない自己主張のコツを紹介。最後まで読んでいただけると、仕事やプライベートで役立つ自己主張のやり方が分かりますよ。
「自己主張」の意味とは?
まずは、「自己主張」という言葉の意味や、似た言葉である「わがまま」との違いを見ていきましょう。
「自己主張」の意味
じこ‐しゅちょう〔‐シユチヤウ〕【自己主張】 の解説
[名](スル)自分の意見や考え、欲求などを言い張ること。「―の強い人」
出典:(『デジタル大辞泉』小学館)
自己主張とは、自分が考えていることや欲求などを相手に伝える行動を意味します。
「自己主張が強い人」と言えば、なりふり構わず自分の意見を貫き通すイメージがあるかもしれません。そのようなイメージもあり、自己主張が苦手であったり、嫌悪感を抱いたりする人もいるのです。
しかし、自分の意見を相手に伝えるのは大切なことです。自分や相手のためになる自己主張は、適切であればなんら問題ありません。
自己主張とわがままの違い
自己主張とは意見や要望、欲求などを相手に伝えることを言いますが、「わがまま」も似たような意味合いを持ちます。ここでは自己主張とわがままの違いを見ていきましょう。
わがままとは、自分の思い通りに振る舞うことを指します。相手のことはさておき、自分主体で意見を言うようなイメージです。
一方の自己主張には、相手を慮った上で意見を主張するようなニュアンスがあります。相手と本音の意見を交わすことでより円滑なコミュニケーションを取ろうとする行為は、悪いこととは言えないですよね。
このように自己主張とわがままには大きな違いがあるので、自己主張をすることを控える必要はないのです。
▶次のページでは、自己主張が上手な人の特徴を解説します。
自己主張が上手な人の特徴
自分の意見をしっかり言えるのはうらやましいと思う人も多いはず。では、自己主張がうまくできる人はどのような特徴があるのか。いくつか例を挙げてみます。
(1)自分の価値観や信念を持っている
自己主張できる人は、しっかりとした自分の価値観や信念を持っています。
揺るがない価値観や信念を持っていると、周りの意見に流されることもありません。周りの声も聞きながら、物事を合理的に進めていくタイプと言えるでしょう。
(2)自分に自信がある
自己主張ができる人は、自分の意見を相手に伝えないといけないため、ある程度の自信が必要と本人も自覚しています。
そのため、仕事には誇りを持って取り組んでいると言えるでしょう。
(3)失敗を経験として捉えている
自己主張ができる人は、失敗も勉強の1つとして捉えている人が多いでしょう。
失敗を恐れると、始めの一歩がなかなか踏み出せません。しかし、自己主張ができる人は失敗を経験として捉え、自ら率先して物事に取り組みます。そのため、人を引っ張っていく存在のタイプの人も多いはず。