よく"神戸はおしゃれなカフェが多くていいよね!"という会話をたびたび耳にするけど、まさにその通り!街にはさまざまな個性を宿したカフェが点在していて、どこのお店も"らしさ"がある。海と山にサンドされた街だからこそ醸せる港町っぽさだったり、穏やかさだったり。特に旧居留地や異人館街あたりの異国情緒あふれる空気感なんて、まさに神戸っぽい。そんな神戸でみつけた、"リトルパリ"という言葉がぴったり当てはまる「Rond sucré cafe(ろんしゅくれかふぇ)」を今回はご紹介します◎
神戸の街角でみつけた"パリの街角にある小さなカフェ"。
神戸の街で"パリの街角にある小さなカフェ"を体現したRond sucré cafeは、2022年の初夏、多くの雑貨店や飲食店が軒を連ねる海岸通りの一画に誕生。神戸に来たなら一度は訪れるであろうこの通り、比較的朝は遅めだったりします。理想を言うと、休みの日に早起きして、ここらでゆっくり朝時間を過ごせたらな...なんて思ったりしたことが何度もありました。
そんな理想を朝8時から叶えてくれる同店がオープンしたとき、それはもう歓喜したものです。
しかもコンセプトは"パリ"ですよ、"パリ"。朝が早いのもパリっぽいし、たたずまいもパリっぽい。
いや、"っぽい"というよりも、パリってことでいいと思う。だから勝手にここを"リトルパリ"とよんでいます。
店内に配されたマーブル調の白いテーブルといい、通りに面したシックなカウンター席といい、とにかくかっこいいんだなー。
看板メニューはまんまるとした愛らしい焼菓子。
店名の由来は、フランス語で"丸い"を意味する「ロン(Rond)」と"砂糖"を意味する「シュクレ(sucré)」を合わせた造語なのだけど、それは看板メニューである焼菓子「ロンシュクレ」のことを指しています。一見するとベビーカステラのようなルックスをしているこのロンシュクレだけど、ベースはスポンジケーキに近くって、
ふわふわとしたエアリーな食感とやさしい甘さが◎
まるでたこ焼きのように作られていく工程がなんとも愛らしい...。
そんなロンシュクレを活かしたアレンジメニュー「ロンシュクレ アフォガード」780円は、マストでいただきたい店内限定デザート。
温かいロンシュクレにひんやりとしたバニラのジェラートをどどんとトッピング。
その上に、ほろ苦いエスプレッソをかけていただく、味よし、見た目よし、余韻よし、かつ独自性ありというここならではの一品!
これからの季節にぴったりなホットドリンクがこちら!
いよいよ待ちに待った冬がやってくる...!
たとえ真夏であっても、ホットコーヒーを頼んじゃうくらい入れたての温かい一杯が好きなので、これから始まるウィンターシーズンを待ちわびていたわけです。
そりゃあもうここはパリですしね、コーヒーやカフェラテの提供はもちろんあるのだけど、なかでも特におすすめしたいのが「ロンシュクレラッテ 」680円。
温かいカプチーノをベースにマシュマロを浮かべたこの一杯、ほんのり甘くて、口にするたび身体がぽかぽかして、ホッとするんですよね。癒やされますよ〜、心から。
「ロンシュクレ」ショコラ(左)・キャネル(右)各550円
先ほどもがっつりご紹介した同店ならではの焼菓子「ロンシュクレ」、実はショコラとキャネル(シナモン)の2フレーバーがあり、どちらもテイクアウトが可能◎袋の中にちょこんと収まる姿がこれまた可愛い...。
ぴょんぴょん、ころころ転がりながら焼かれ、噛みしめるたび、ふわふわ、ぽんぽんと弾むロンシュクレを食べていると、思わずこちらもそうなっちゃうというか、ゆるんじゃうんですよね。
今度から"どんな人と友達になりたい?"という問いに対して、
"ロンシュクレみたいな人"って答えるようにしようと思います。
■Rond sucré cafe(ろんしゅくれかふぇ)
住所:神戸市中央区海岸通2-4-15
営業時間:8〜18時
定休日:火曜、不定休
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。