「今年もよろしくお願いします」という気持ちを込め、年始の挨拶とともに渡すお年賀は、喜んでもらえるものをセレクトしたいですね。知っておきたいお年賀のマナーを解説するとともに、具体的なおすすめのギフトアイテムをご紹介。義実家や親戚、職場の方への気の利いたお年賀選びの参考にしてください。番外編として新年に会う友人へのプチギフトアイデアも!
「年始の手土産」しきたりやマナーは?
日本には、「年始の挨拶回り」というお正月のしきたりがあります。年始に歳神様と呼ばれる神様が各家庭に訪れ、家同士で挨拶をするのがルーツで、近年でも、日頃からお世話になっている人のところに直接出向いて、新年の挨拶をするという風習が続いています。
年始の手土産「お年賀」とは?
そんな年始の挨拶に欠かせないのが「お年賀」と呼ばれる手土産です。年始にふさわしい上質なものが人気です。その年の自分を印象付ける贈り物にもなるので、妥協せずにとっておきのギフトを選びたいものですね。
熨斗(のし)はつけたほうがいい?
お年賀の熨斗(のし)は、紅白蝶結びを用い、表書きには「御年賀」や「御年始」、「賀正」と入れるのが一般的です。手土産のサイズなどによって、短冊を用いることもできます。なお、1月15日を越えたら表書きは、「寒中見舞い」にして贈るようにしましょう。
気をつけることは?
先ほどもお伝えしたとおり、お正月の間会う機会がない場合は、先方に事情を説明し年賀の欠礼を伝えると丁寧です。早めに連絡をして、手土産は「寒中見舞い」として渡すと良いでしょう。
また、相手が喪中にあたる場合、事前に一言断りを入れ、先方の了承をもらったうえで、1月15日以降に「寒中見舞い」として挨拶に行くのが一般的です。
お年賀や年始の手土産を贈る時期はいつからいつまで?
松の内が基本。遅くても15日までに
年始の挨拶は、初詣などで家を空ける家庭が多い元旦を避け、2日以降、松の内と呼ばれる1月7日までに行うのが基本的なマナーとされています。ただし地域によって期間が異なり、関西方面では15日までとも。冬休みや休業中などで先方に会えない場合も、1月15日までをめどにします。
なお、1月15日を過ぎても挨拶に行けない場合は、大寒の終わりとされる2月4日の立春前までには「寒中見舞い」として渡すとよいでしょう。
渡すタイミングやマナー
毎年決まった日にちや時間帯がある場合以外は、先方の都合を伺ったうえで、負担にならないよう短時間で挨拶するようにしましょう。特に初めて年始の挨拶に行く場合は、多忙な年末を避けたタイミングで都合の良い日時を確認しておくのがおすすめです。
お年賀/年始の手土産の相場価格はどれくらい?
お年賀は一般的に1,000円~5,000円以内が相場といわれています。あまりに高価な贈り物をすると相手に気を遣わせてしまいます。相場内でのアイテムを選ぶようにしましょう。
贈る相手との関係性によっても異なります。目安は以下となります。
・義実家:3,000円程度
お世話になっている度合いや会う頻度などによって気持ち増やしても。それでも相手に気を遣わせないよう、5,000円以内とするのがよさそうです。
・実家:3,000円程度
日頃子どものお世話を頼んでいるは、感謝の言葉を添えて渡せるといいですね。帰省土産も兼ねて贈るならご当地のおいしいものもおすすめ。
・親戚:2,000円~3,000円程度
なかなか会えない親戚は、年に1度の大切なご挨拶という気持ちを込めて。子どものお年玉をもらうことがわかっていて、こちらからお年玉をあげる年齢の子どもがいない親戚の場合は、お礼の気持ちを込めてあらかじめ多めに準備しておくと安心です。
・取引先やお世話になった方:2,000円~5,000円程度
相手の人数が多い場合は、個包装で分けられるような配慮も忘れずに!
年始に喜ばれるギフトの選び方
年始の縁起の良い挨拶なので、上品で華やかな手土産が相応しいとされていますが、一番は相手が喜んでくれるかどうかです。年末のお歳暮から贈り物の多い季節。キラッと光るセンスを見せられたら大成功です!
相手の好みをリサーチ
これが一番重要です!嗜好や苦手なもの、日常生活で気遣っているポイントを押さえた手土産を用意できるとベストですね。
日持ちするものがベター
贈り物を多数受け取る人や、年始に旅行に出かける人もいるため、日持ちするものがベター。また、年始はふるさと納税が続々と届く可能性も…。冷蔵庫や冷凍庫を占領しない常温保存できるものだと安心です。
被りにくいご当地ものもおすすめ
定番の銘菓や干支菓子は間違いないですが、内容が被ってしまう恐れも。自分の出身地や相手の出身地にちなんだご当地ものや、おすすめのご当地商品がある場合は、ちょっと珍しいご当地グルメで差をつけるという手も。自分の出身地の商品を贈るのは、相手に自分を知ってもらえるきっかけにもなるのでおすすめです。
心を込めて選ぶ、年始の手土産おすすめ
数ある品の中から、なにを選んだらよいかわからなくなってしまうことも、きっと喜ばれる年始の挨拶に相応しい品々を過去にVERYやVERY webで紹介したギフトの中から選びました。