年末年始の暴飲暴食の影響を、お腹や脚周りの余ったお肉に感じやすいこの時期。でも、「キツイ筋トレは続けられない」という切実な声も。そこでトレーナー歴10年の東急スポーツオアシススタッフが、伸ばすだけで全身がスッキリするおすすめのストレッチメニューをご紹介します。
ストレッチのダイエット効果は?
ストレッチは、筋肉を鍛えるトレーニングや脂肪燃焼を促す有酸素運動よりも直接的なダイエット効果を実感しにくいエクササイズです。その反面、心身の負担が少ないので誰でも生活に取り入れやすいというメリットがあります。ダイエットの第一歩として取り組むことで、以下のような効果が期待できます。
【血流が良くなることによる代謝アップ】
ストレッチによって筋肉がほぐれて柔軟性が上ると血流が良くなり、冷え性やむくみの改善が見込めます。また、ウォーミングアップ効果により基礎代謝が上がることで、体脂肪を燃焼しやすい身体を目指すことができます。
【続けやすいからダイエットへのモチベーションが上る】
道具が必要な場合は少なく、省スペースでいつでもどこでも行うことができます。また、ストレッチは正しいやり方を覚えれば、失敗することもほとんどありません。誰でも簡単にできるストレッチは、ダイエットを頑張る自身を「よくできた」と褒める機会を増やすことにも繋がります。
まずは「ダイエットに取り組む自分を褒めるためのアクション」として、以下のストレッチメニューにトライしてみませんか?
カチコチになりがちな「ふくらはぎのストレッチ」
立ったままの状態でできるストレッチです。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれる、血液を心臓に戻す働きを持つパーツ。しっかりと緩めて身体の巡りを良好にすると、痩せやすい身体を目指すことができます。
ストレッチの手順
1. 足を前後に開いて立ち、後ろ足のつま先を内側に向けます。
2. 心地良いと感じる程度を保ちながら、ふくらはぎの筋肉を伸ばしてください。
3. 左右の足を入れ替えて、それぞれ30秒ずつ続けましょう。
後ろ足のつま先を内側に向けるのがポイントです。イタ気持ちいい角度でキープしてください。
脂肪燃焼スイッチON!股関節と肩甲骨のストレッチ
肩甲骨の周囲にはインナーマッスルが多数存在しています。この深部の筋肉を刺激することで、脂肪を燃やしエネルギーに変えやすくなると言われているんです。しっかりと温めていきましょう。
ストレッチの手順
1. 足を左右に大きく開いて、膝の上に手を置きます。
2. 肩を斜め下に押し込むイメージで、片側に体重を乗せましょう。
3. 身体の向きを変えて、それぞれ30秒ずつストレッチしてください。
お尻の外側に力を入れて、できるだけ膝を外に広げるとより良いですね。内ももから股関節までがググッと伸びていることを意識しましょう。
お腹の横を伸ばすくびれメイクストレッチ
お腹の横の筋肉をケアすることができます。デスクワーク中心の方は、意識して動かさないと硬くなりやすいので、積極的にストレッチしたい部位です。
ストレッチの手順
1. 体を横に傾けます。片手を頭の後ろに回して、もう片方の手は床に向かって伸ばしましょう。
2. お腹の横の筋肉が伸びていることを意識して、その姿勢をキープしてください。
3. キープの目安は30秒。両サイドの筋肉をバランス良くストレッチしましょう。
自然な呼吸を心がけるのがポイントです。無理に伸ばさず、気持ちいいと感じる程度をキープするようにしましょう。
以上、冬太り解消に繋がる全身ストレッチメニューをご紹介しました。運動は継続できるかどうかが大切なポイントです。まずは続けやすいストレッチから挑戦!いずれは筋トレ&有酸素運動をプラスすることで、しっかり脂肪燃焼を促せるといいですね。
photo / 東急スポーツオアシス,shutterstock
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