2024年1月、世田谷区の尾山台にオープンした「HANAKADO（はなかど）」は、昼はカフェ、夜はバーとして楽しめるお店。和の要素を取り入れた居心地のいい空間では、バリスタ出身のオーナーが入れるコーヒーをはじめ、自宅では味わえないようなひと手間加えたメニューが楽しめます。
元バリスタの店主が営む和モダンなカフェ
「HANAKADO」があるのは、東急大井町線の尾山台駅から南側に延びる商店街「ハッピーロード尾山台」。
駅から徒歩5分と好アクセスです。
和モダンをテーマにした店内は、シンプルながら温かみのある雰囲気。
畳のベンチシートやテーブル席のほか、ひとりでも気兼ねなくくつろげるカウンター席も用意されています。
花を両手で包み込むようなロゴデザインも素敵。
オーナーの笑顔も明るくて居心地がよく、ハッピーな日はもちろん、落ち込んでいるときにも元気をチャージできそう。
自家製“デュカ”の香りや食感が楽しい「和ドライカレー」
「和ドライカレー」1320円
メニューのコンセプトは“おうちで食べられそうで食べられない、こころが和む味”。
オーナーが以前働いていたという自由が丘のカフェ「LATTE GRAPHIC（らて ぐらふぃっく）」の豆で入れるドリップコーヒーやエスプレッソドリンクをはじめ、こだわりの和紅茶、和をベースにしたフードメニューなどが味わえます。
「和ドライカレー」は、昆布だしで炊いたごはんの上に合挽肉と細かく刻んだゴボウを合わせ、かつおだしでしっとりと仕上げたドライカレー、さらにフレッシュなネギと卵黄、山椒・ゴマ・青のりなどが入った特製調味料“和風デュカ”がトッピングされた一品。
だしの豊かな風味とカレーに凝縮されたうま味、ネギのシャキシャキ、デュカのプチプチとした食感や香りなどが加わり、くせになるおいしさ。
スパイスの香りはありますが、辛さはないので、辛いものがあまり得意ではない人にもおすすめです。卵黄を混ぜながら食べれば、さらにマイルドでコクのある味わいに。
ドリンクやスイーツも要チェック！
「梔KUCHINASHI」660円
ドリンクは、紅茶メニューから「梔KUCHINASHI」を選んでみました。
ポットにたっぷり入った紅茶は、ティーウォーマーと一緒にサーブしてもらえるので、最後まで温かいまま楽しめるのがうれしいですね。
カップに注いだ瞬間からクチナシの華やかな香りが広がり、優雅な気分になります。
茶葉はティーソムリエの楢原（ならはら）亮さんが手がける新しい和紅茶ブランド「KAGUWA（かぐわ）」のもので、2024年2月の取材時点では、お店で飲めるのはまだ「HANAKADO」だけなのだそう。
（左から）「桃」「茉莉花」「梔」各2200円
店頭では缶入りの茶葉も販売されていました。おしゃれなデザインはギフトにも喜ばれそうです。
「アフォガード」660円
食後に注文したのは、イタリア生まれのデザート「アフォガード」。
ひんやり冷たいバニラアイスクリームの上から、熱々のエスプレッソをかけていただきます。
甘～く濃厚なアイスとしっかり苦味のあるエスプレッソが溶け合い、絶妙な味わい。トッピングのコーンや、アイスの下に隠れたナッツの香ばしさ、ザクザクとした食感も加わって、お腹がいっぱいでもぺろっと食べられてしまいます。
このほか、「ビール」770円や「ワイン」880円など各種アルコールも揃い、夜は「きんぴらごぼう」550円、「鶏味噌豆腐」550円など、季節のおばんざいと一緒にお酒を楽しむ人も多いそう。
もちろん、お昼からお酒を楽しむのも、“夜カフェ”としてソフトドリンクとスイーツだけの利用も大歓迎。1日を通して楽しめるから、何度でも通いたくなります。夜23時まで営業しているのもうれしいポイント。
ペット同伴も可能で、愛犬用のフードも用意されています。“人にも動物にも、地球にもやさしい”をコンセプトに掲げるブランド「poquito（ぽきーと）」のもので、添加物を使用していないから安心です。
今後は「出汁茶漬け」など新メニューが登場するほか、オンラインストアもオープンする予定とのこと。さらに2024年春頃から店舗の2階にネイルサロンも併設される予定なのだとか。ぜひ公式SNSをチェックしてみて。
■HANAKADO（はなかど）
住所：東京都世田谷区尾山台3-10-8
TEL：なし
営業時間：11～23時
定休日：木曜
Text・Photo：タナカイチカ （vivace）
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
