掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。日頃のお風呂場掃除で、うっかり使ってはいけない道具を使っていませんか? ここでは、お風呂場が劣化しかねない「使用NG」の掃除グッズをご紹介します。
硬いたわし
金だわしのように硬い素材のものでこすると、汚れとともに表面のコーティングが落ちてお風呂場が劣化します。
デリケートな浴槽はもってのほか! 床の黒ずみを落とすときも、たわしが硬すぎると傷がつき、かえって汚れが溜まりやすくなります。
毛先が硬いブラシ
浴室用の掃除には、先割れ加工が施された目地ブラシを使いましょう。樹脂製で毛先が細かく裂いてあるブラシは、傷つきにくく汚れだけをかきとります。
毛先が硬いデッキブラシのような道具は、汚れを削り取るため使用NGです。ブラシによってできた細かい傷に、カビの菌糸や石鹸かすが入り込むと、なかなか落ちない厄介な汚れに変化します。
メラミンスポンジ
洗剤なしでも簡単に汚れが落ちるメラミンスポンジですが、取り扱いには注意が必要です。
パワフルな研磨力を持つため、素材に細かい傷がつく恐れがあります。
特に注意すべき場所は、浴室の鏡と浴槽。曇り止め加工のある鏡は、コーティングが剥がれて加工そのものが無意味に……。浴槽の表面にも無数の細かい傷がたくさんつくことで、湯アカや石鹸かすが溜まりやすくなります。
掃除グッズは適切なものを揃えて
毎日使うお風呂場は、掃除する頻度も高い場所。だからこそ、間違った掃除グッズを使い続けることには、大きなリスクがあります。
きれいなお風呂場をラクに維持できるよう、適切な道具を用意しましょう。