子どもに個室を用意できる
子どもに個室を用意できる点は、戸建て住宅で子育てをする際に大きなメリットとなるでしょう。
戸建て住宅はマンションよりも広い延床面積を確保でき、部屋数を多くできるのが一般的です。そのため、親だけでなく子どもにも個室を与えられるでしょう。
子どもが増えたタイミングで戸建て住宅に住み替えをする人も少なくありません。子どもたちが成長すれば、1人につき1部屋必要になることを見越しているためです。
庭で遊ぶことができる
庭で子どもと遊べる
戸建て住宅は庭を設えることができるので、子どもを庭で遊ばせることができる点もメリットの一つです。
芝生を植えておけば、子どもやペットが庭で走り回ることもできます。またスペースに余裕がある場合は遊具を置いて遊んだり、家族でバーベキューを楽しんだりと、自宅にいながら多彩な楽しみ方ができます。
園芸が好きなら花や野菜を庭に植えて、子どもと一緒に育てるのもおすすめです。
ペットが飼える
戸建て住宅の魅力はペットが飼えること
戸建て住宅ではペットを飼うことができるのもメリットです。
マンションは、規約でペットの飼育が禁止されているケースが多いでしょう。ペット可の物件を探すこともできますが、ほかの条件と比較・考量しなければいけないので、選択肢は狭まることになります。
その点、戸建て住宅であれば、問題なくペットと一緒に暮らすことができます。どうしてもペットを飼いたいと思っている人は、戸建て住宅を中心に住まいを探すことになるでしょう。
戸建て住宅で子育てをするデメリット
戸建て住宅で子育てをするとき、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
子どもに目が届きにくい
戸建て住宅は、子どもに目が届きにくい点がデメリットです。スペースが広く、部屋数も多いため、家事をしているとき子どもから目を離す時間が生じます。
戸建て住宅は2階建てが一般的なので、どうしても死角が生まれやすい構造です。目を離した隙に階段から転落した、ベッドから落ちたなどの事故が起きやすくなります。
小さな子どもは予想外の動きをすることも多いので、戸建て住宅での子育てでは、子どもから目を離さなくて済む工夫が必要になるでしょう。
防犯面で不安がある
戸建て住宅は、防犯面に不安が生じることがあります。防犯設備が手厚いマンションと比べると、戸建て住宅はどうしても手薄と感じてしまいます。
特に夫婦共働きで一人っ子などの場合、子ども1人で留守番をする時間が多くなります。また集合住宅と違い人の目が少ない場合もあるので、不審者の訪問や空き巣の侵入などを心配する人も多いでしょう。
戸建て住宅で子育てをするなら、警備システムの導入や監視カメラの設置など、防犯対策を取る必要が出てくるかもしれません。また、子どもと防犯知識を共有しておくことも大切です。
まとめ・「子育て後」の視点も大事
子育ての視点からマンションと戸建て住宅のどちらが良いかは、意見が分かれるところです。それぞれ記事で紹介したメリット・デメリットがあり、自分たちの家族に当てはめて考える必要があるでしょう。
マイホームを購入する大事な視点は、子どもが巣立った後もその家での生活が続くという点です。「人生100年時代」を迎えた今、子育ての期間より子育て後の期間が長くなることもめずらしくありません。
結婚・育児・子育て後という生活のステージ変化やライフプランに合わせて、住まいを選ぶことが求められます。リフォームや住み替えなども含めた柔軟なマイホーム計画を立てることをおすすめします。