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ジブリパークに「魔女の谷」が開園!鈴木プロデューサーが語る親子で楽しむポイントは?

旅行・おでかけ

『君たちはどう生きるか』で第96回アカデミー賞の「長編アニメーション賞」を受賞するなど、話題の絶えないスタジオジブリ。その魅力あふれる世界観を体験できる場所、ジブリパーク(愛知県長久手市 愛・地球博記念公園内)に、2014年3月16日(土)、新エリア「魔女の谷」が開園しました。開園式典には、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが登壇。ママスタセレクト編集部は、ジブリパークを親子で楽しむ方法について、鈴木敏夫プロデューサーにインタビューしました。

ジブリパーク 5つのエリアでスタジオジブリの世界観を堪能

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ジブリパークは、スタジオジブリ作品の世界をテーマにしたテーマパーク。「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の5つのエリアがあり、ジブリ作品に出てくるアトラクションや施設で思う存分楽しめます。たとえば、「青春の丘」では映画『耳をすませば』に登場する「地球屋」があり、バルコニーから園内が一望できます。「どんどこ森」には『となりのトトロ』に出てくる「サツキとメイの家」があります。思わず物語に登場するトトロやまっくろくろすけを探したくなるかも?

鈴木敏夫プロデューサーが語る「魔女の谷」の魅力

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今回新たに誕生したのは、ジブリパーク5つ目のエリアとなる「魔女の谷」。スタジオジブリの人気作品である『魔女の宅急便』に出てくるおいしそうな「グーチョキパン屋」や「オキノ邸」、『ハウルの動く城』の「ハッター帽子店」や「ハウルの城」、『アーヤと魔女』の「魔女の家」など、ジブリ作品に出てくる建物の数々が実際に体験できるとあり、親子で思いっきり作品の世界に浸れそう。

「魔女の谷」の開園で、5エリアがそろったジブリパーク。企画監修を務めたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、その思いを語ってくれました。

鈴木敏夫プロデューサー:制作現場を指揮してきたのは、宮崎駿監督の息子であり、スタジオジブリの宮崎吾朗監督。彼のことは中学生の頃から知っているけど、まさか一緒に仕事をやるとは思わなかったですね(笑)。その吾朗くんが、スタジオジブリの二次元の世界を、立体物で作り上げたのがジブリパーク。とても感慨深いです。

子どもの探求心を育むジブリパークでの過ごし方

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鈴木敏夫プロデューサーにママスタセレクト編集部でも質問をしてみました。

── スタジオジブリの作品には家族や親子の絆がよく描かれていますね。ジブリパークに家族で遊びに来た際、とくに魅力的なポイントはどのようなものでしょうか?

鈴木敏夫プロデューサー:新しくオープンした「魔女の谷」のエリアには、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』など、スタジオジブリを象徴する建物があります。これらは本物の建物なので、木の柱からは木のぬくもりが感じられるはず。さまざまな観点でジブリパークを楽しみ、親子で一緒に素敵な時間を過ごし、話し合うといいかなと思います。

鈴木敏夫プロデューサーによれば、スタジオジブリの監督である宮崎駿は、一度だけお忍びでジブリパークを訪れたことがあるそうです。その際、宮崎監督は息子である宮崎吾朗監督が手掛けたこのパークについて、一言だけつぶやいたといいます。「最初にして最後なんですけれども、『よくやった』と。つまり自分の息子をちょっと褒めたんですよね。彼が自分の息子を褒めることは珍しいこと」と、コメント。宮崎駿監督、吾朗監督との親子の絆が感じられるエピソードを語ってくれました。

圧倒的存在感!高さ20メートルもあるハウルの動く「城」

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「魔女の谷」の見どころの1つである『ハウルの動く城』に登場する城は、高さが約20mもあり、実物を前に子どもだけではなく、大人も圧倒されそう! 1階には、カルシファーの炉や流し台、テーブル、ソフィーの部屋などがあり、2階にはハウルの衣裳部屋や寝室、アトリエのほか、浴室などもあります。鈴木敏夫プロデューサーによると、浴槽のお湯は毎日入れ替えされていて、オープン前にスタッフの一人が実際に入浴したのだとか!?

おなかがすいたら「空飛ぶオーブン」や「グーチョキパン屋」へ

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魔女の谷のシェパーズパイ 2,500円(税込)

「魔女の谷」入口付近には、レンガ造りのレストラン「空飛ぶオーブン」があり、「ミートパイ」や「魔女の谷のシェパーズパイ」など、ジブリパークオリジナルメニューが食べられます。レストラン前の道を奥に進んでいくと、『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らしたパン屋「グーチョキパン屋」が登場。ここでは、バゲットやブールなどヨーロッパで日常的に食べられているパンのほか、フランスで親しまれているカヌレと、ジブリパークのある愛知県の名物ういろうを使った「ういろうカヌレ」といったジブリパークオリジナルパンが購入できます。こちらもチェックしてみてくださいね。

子どもの想像力を刺激する乗り物がいっぱい!

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ほかにも『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『もののけ姫』などに登場する乗り物や動物・キャラクターをモチーフにしたメリーゴーランド。『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』など、空を飛ぶことに憧れる少年の家をイメージした子ども向け遊び場。『天空の城ラピュタ』の世界をモチーフにしたフライングマシンなどもあります。どれも子どもたちの想像力をかき立てるものばかり。鈴木敏夫プロデューサーがいうように、ジブリパークで思いっきり遊んだ後は、親子でスタジオジブリ作品やジブリパークでの思い出を話し合ってみてはいかがでしょうか。

※ジブリパークは予約制です。公式ウェブサイトから事前にチケットの予約をお願いします。

ⒸStudio Ghibli
Ⓒ2024 Hayao Miyazaki, Studio Ghibli

取材、文・間野由利子 編集・荻野実紀子
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