シンプルで温もりある雰囲気が人気の北欧インテリア。より自分らしく楽しみたい方にチェックしてほしいのが、mammysroomさんが暮らすワンルームの部屋。北欧ヴィンテージをテーマに厳選した家具や雑貨が集められ、まるでカフェのよう。センスのいい部屋作りのヒントをご紹介します。
北欧ヴィンテージの家具を厳選した、カフェのようなインテリア
まるでヨーロッパや北欧のアパートの一室のような空間。mammysroomさんが暮らす、築年数18年のマンションの27平米のワンルームです。
洗練されすぎている空間より、遊び心や温もりのある雰囲気が好きだというmammysroomさん。部屋探しの際、光が入るステンレスキッチンや賃貸住宅らしさのない真っ白な壁、落ち着いた色のフローリングなど、譲れないと思っていたポイントをクリアしていたのがこの物件でした。
インテリアはテーマを「北欧ヴィンテージ」。アンティークショップなどから迎えたこだわりの家具を置いて、スタイリッシュで柔らかさも感じられるカフェのような空間を作っています。
家具のカラーは3色をベースに。ゆとりをもって配置
10畳ほどの縦長の居室スペースには、ダイニングテーブルやベッドのほか、チェストやローテーブルなども置かれていますが、窮屈感はありません。その理由は、家具の色の統一感です。
「家具はなるべく同じトーンのものを選んでいます。メインの色をチークブラウン・ブラック・アイボリーに決め、ステンレス素材も加えつつ、統一感が出るようにしています」(mammysroomさん)
それらの家具を、ゆとりをもって配置しているのもポイントです。
キッチンに近い窓側には、LOWYAのダイニングテーブルとCASSINA IXC.(カッシーナ・イクスシー)のヴィンテージチェアを配置。反対の壁側には、IKEAのミラーALMARÖD(アルマロー)を立て掛けています。大きな全身鏡に部屋の景色が映し出され、空間に奥行きが加わります。
奥のバルコニー側には、部屋の縦長のラインと平行にベッドとチェストを設置。キッチン側からバルコニーまで、まっすぐ歩ける動線が確保できています。
収納がない部屋で、ベッド下を上手に使用
家の備え付けの収納は、玄関スペースにあるクローゼットのみで、そこに服やバッグ、日用品などをしまっています。収納がない居室スペースでは、ベッド下のスペースを有効活用。キャリーケースやZARA HOMEのシーグラスバスケットを置き、服やテーブルクロス、雑誌などをうまく隠して収納しています。
丸いフォルムや柔らかな質感のアイテムが温かみをプラス
壁の一部や天井がコンクリートで、無機質になってしまいそうな部屋のバランスを整えているのが温かみのある家具やインテリア。
テーブルやチェアなどは丸みのあるフォルム。アイリスオーヤマのちょっとレトロな冷蔵庫や、大きなガーデンランプも温かみを添えています。照明も満月のような真ん丸のものに変えることで、柔らかな印象に。
カラフルな雑貨やスタイリッシュな家電がアクセントに
さらにカフェらしい雰囲気を作っているのが、カラフルな小物や、スタイリッシュな家電です。
キッチンに並ぶツールは、ル・クルーゼのクリームカラーの鍋や野田琺瑯のブルーのアムケトル、木のまな板、ZARA HOMEの白いエッグカップなど。そこにパッケージがおしゃれなグラノーラやパスタなども集められ、料理をしていないときに眺めても楽しくなれそうなにぎやかさ。
ちなみに、シンクに取り付けられたタオル掛けは、ACTUSで見つけたものだそう。シンプルなsimplehumanのソープディスペンサーとも相性抜群です。
ベッドの横のチェストには、グリーンやキャンドル、IKEAのステンレスランプFORSÅ(フォルソー)などの横に、デロンギのエスプレッソマシンを置いています。
質感が似たクイジナートのトースターも取り入れ、最近はラテアートのコーヒーとパンを楽しんでいるそう。まさにカフェにいるような時間を過ごせるデザインと機能のアイテムです。
好きなものに囲まれた、自分らしい部屋づくりを
妥協することなく好きなものを並べたmammysroomさんのインテリア。見習いたくなるポイントがたくさんあったのではないでしょうか。新生活も次第に落ち着いてくるこの時期、さらに部屋を整えていく参考にしてみてください。
photo / mammysroom