おしゃれな大人のセンスはディテールにこそあらわれるもの。気持ちが上向くことで、周りにも“なんかいいね”って思われる。だからこそメイクで、日常に心高鳴る魔法をかけよう! ヘア&メイクアップ アーティスト 林由香里さんが提案するシャキッとしたい日のメイクで目もとに生命力を。
シャキッとしたい日の “目尻切開”アイライン
ナチュラルなアイメイク時代を経て、ここ最近はしっかりメイクが復活中。そんななか、林さんが注目しているのがアイライン。「目力を出したいときに、目頭に切開風に入れるラインは子どもっぽくなりがち。目尻に細く長めに入れ、赤みのシャドウで目幅を出すことで、浮くことなく目に生命力が宿ります。その分目頭は抜いているので、キツさも回避。簡単なひと手間なので、ぜひお試しを!」(林由香里さん)
使ったのはこれ!
《A》ひと塗りで、透け感と潤んだような赤みが宿る。ヌーヴェル アイズ 38 ¥6050/エレガンス コスメティックス
《B》0.01㎜という極細筆のブラウンライナー。ほどよいコシがありハネまで楽々。ヴィセ エクストラシャープ リキッドライナー BR311 ¥1320(編集部調べ)/コーセー
《C》ハイライト効果も生まれるツヤ仕上げ。キャンメイク パウダーチークス P03 ¥660/井田ラボラトリーズ(5/31発売)
メイクのプロセス
《1》まずはほんのり色気が漂う赤みのアイカラーから。Aのaをアイホール、a+bを下まぶたに広げてじんわり血色感を加える。
《2》黒目の終わりから目尻までBでラインを引き1cmほどはみ出すように伸ばしたら、Aのb+cを上の目頭と目尻にプラス。
《3》チークはハイライトのようなツヤ感程度に抑えて目もとの印象を引き立てるのが正解。Cを頰の高い位置に小さくのせる。
ブラウス¥18700/ル フィル ニュウマン新宿店(ル フィル) イヤリング¥176000/ロンハーマン(ベッティーナ ジャヴァエリ)
ヘア&メイクアップ アーティスト 林由香里さんが語る。大人が髪とメイクに“ひと手間かける”必要性
「働くバイラ世代にとって、髪やメイクに頑張った感は必要ないけれど、きちんと感の中にポジティブさは欲しいもの。それには“ひと手間をかけること”が重要なんです。メイクなら定番メイクを持つことももちろん素敵ですが、それだけじゃつまらない。映えたい日には、パッと目を惹くキャンディカラーのリップを塗ってみたり、ときにはアイラインを長く引いてみたり。いつもと違うプラスワンが気持ちを上げてくれるアクセントになります。ぜひそんな“ひと手間”で毎日をもっとハッピーに楽しんでみてください」
撮影/大塚三鈴 ヘア&メイク/林由香里 スタイリスト/大谷玲奈 モデル/森絵梨佳 取材・原文/森山和子 ※BAILA2024年7月号掲載