海の幸、山の幸、伝統野菜、個性豊かな工芸品など、多彩な“食”や“技”に出会える石川県。そんな石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」が、かつて銀座一丁目にあった店舗から2024年3月に移転オープンしました。今回は同店のアンテナショップのスタッフに、いま注目の人気商品を教えていただきました!
2024年3月オープン!石川県の食や技が集結/八重洲いしかわテラス
JR東京駅八重洲口から徒歩約3分、東京メトロ京橋駅・日本橋から徒歩約5分。2024年3月に銀座から八重洲エリアに移転オープンしたのが、「八重洲いしかわテラス」です。
同館は、オープン以降、多くのお客さんでにぎわっているという注目のアンテナショップ。東京の玄関口からほど近いことから、日本だけでなく海外のお客さんも多く立ち寄るそう。
「オープンの準備をしていたさなか、能登半島地震が起こりました。少しでも復興の役に立てたらという思いで“復興応援ブース”を設け、イベントなども定期的に開催しています。お店を訪れて、買って、食べて、石川県の魅力に触れていただき、復興を後押ししていただけたらうれしいです」と語ってくれたのは、マネージャーの張間惟さん。
張間さんに、人気商品ベスト7を教えていただきました。
【7位】イカの風味が一枚にギュギュッと凝縮!/能登いか煎餅
日本三大イカ釣り漁港として有名な能登小木港で獲れたイカだけを海鮮素材として使用している「能登いか煎餅」(5枚入648円/和平商店)。イカの風味を存分に堪能できるよう、生イカと干したスルメの2種類を生地に練り込んでいます。
「イカ加工専門店が製造しているので、味は折り紙付きです。個包装されているのもうれしいポイント。カジュアルに渡せる“ひとくち土産”にピッタリの商品です」(張間さん、以下同)
【6位】飲み比べが楽しめる!銘酒3酒とおつまみ3種/茶バル日本酒セット
▲日本酒3種は、「神泉」(東酒造)、「先一杯」(菊姫)、「手取川」(吉田酒造)。
おつまみ3種は、「ほたるいか金沢醤油漬け」(潮屋)、「加賀五彩漬」(潮屋)、「酒粕クリームチーズ」(カナカン)。※6月取材時
加賀ほうじ茶や金箔アイスクリームなどを気軽に楽しめる“茶バル”スペースで人気を博しているのが「日本酒セット」(1,000円)。唎酒師が選んだとっておきの銘酒3種に加え、石川県ならではのおつまみ3種も味わえるおトクなセットです。
「月ごとにお酒の銘柄が変わるので、月に一度、このセットを楽しみに通ってくださるお客さまもいらっしゃるんです。ちなみに、提供しているお酒とおつまみは、すべてショップで購入できます」
【5位】まんまる最中の中身は宝石のようなゼリー♡/紙ふうせん
まんまるフォルムがキュートな「紙ふうせん」(9個入680円/菓匠髙木屋)は、最中の中に小粒のゼリーがたっぷり入った新感覚の和菓子。手土産に持参すれば話題になること間違いなしの、オリジナリティあふれるスイーツです。
「スタンダードはもちろんのこと、夏季限定『涼味紙ふうせん』や秋冬限定『旬味紙ふうせん』もオススメです。見た目のかわいらしさだけでなく、風味や食感にもこだわりが詰まっています」
【4位】一番摘みならではの上質な茎ほうじ茶/献上加賀棒茶
一般的なほうじ茶の4倍の香り成分が含まれるといわれている茎の部分を焙煎した「献上加賀棒茶」(60g 972円/丸八製茶場)は、芳ばしい香りが特徴の石川県を代表する一品。最近は気軽に楽しめるティーバッグタイプ(12個入756円)も人気を博しているそうです。
「茶バルでは、ティーバッグで淹れたほうじ茶を提供しています。加賀棒茶のすごいところは、ティーバッグでも香りが損なわれないこと!上質な香りが漂うだけで気分が癒やされますよ」
【3位】菓子処金沢を代表する人気の和菓子/きんつば
ぎっしり詰まった大粒の大納言小豆、しっとりとした薄皮、甘みを引き立てる絶妙な塩味・・・。シンプルだからこそ美味しさが引き立つこの「きんつば」(5個入972円/きんつば中田屋)は、金沢の人々に馴染み深い和菓子の一つなのだそう。
「実はオープン当初、きんつばの入荷が少し遅れるという事態が発生。その際に『どうして中田屋のきんつばがないのか』というお声を多数いただいたのです。石川県民の“きんつば愛”の強さを改めて実感しました(笑)」
【2位】ザクザク食感がクセになる!和洋折衷の一品/加賀棒ほうじ茶ときな粉の和パフェサンドクッキー
人気、知名度ともに急上昇しているのが「加賀棒ほうじ茶ときな粉の和パフェサンドクッキー」(6個入896円/あいの風)。加賀棒茶の香りと甘み、きな粉の香ばしさを存分に生かした“和パフェ風”のお菓子は、あまりの美味しさにリピーターが続出中なのだとか!
「こちらのサンドクッキーは、金沢駅のお土産ランキングで人気ナンバーワンを誇ります。金箔をイメージしたパッケージには県のマスコットキャラクター“加賀八幡起上り”も描かれていて、金沢らしさ満載です」
【1位】半世紀以上愛され続ける北陸のソウルフード/ビーバー
数ある人気商品を抑え、映えある第1位に輝いたのは「ビーバー」(各238円/北陸製菓)。昭和45(1970)年の発売から長きにわたり愛されるロングセラースナックで、北陸のソウルフードとも称されています。フレーバーの種類も豊富。
「シンプルな揚げあられですが、驚くほど軽やかなサクサク食感と生地に練り込まれた昆布のうま味が唯一無二の味わいを生み出しています。一番人気は北陸限定の『白えびビーバー』ですが、私のお気に入りは『あおさ塩』味。皆さんも“推し味”を見つけてくださいね」
【番外編】「中の人」が推薦!夏のイチオシグルメをご紹介
気になる商品は、まだまだたくさんあります。その中から、夏にイチオシする商品を張間さんにいくつかご紹介いただききました♪
「能登ミルクジェラート」(各430円/能登ミルク)は、店名や商品名にも掲げられている“能登ミルク”をたっぷり使用した夏にピッタリの一品。「能登ミルク」「揚げ浜塩」「加賀棒茶」「能登ブルーベリー」「中島菜」など、石川県ならではのフレーバーがそろっているので、贈り物にも◎です。
「能登ミルクジェラートはパッケージデザインもおしゃれで、思わず全種類買いそろえたくなる魅惑の商品です。人気が高まっているので、見つけたらぜひゲットしてくださいね」
次にご紹介するのは、夏らしさを感じる商品。爽快なサイダーにミネラルたっぷりの珠洲の揚げ浜塩をプラスした「奥能登地サイダー しおサイダー」(324円/アンテのと)と「しおサイダー飴」(248円/アンテのと)です。
「揚げ浜式製塩法により作られるブランド塩の“DENEN”を使ったご当地サイダーは、『後味がさっぱりしている』『クセになる』と好評の声を多数いただいています。夏の塩分補給にもピッタリで、身体に染み渡る美味しさですよ。同じ塩を使用したしおサイダー飴は、まろやかなコク、すっきりとした味わいが魅力です」
もう一つご当地サイダーとして知られているのが、湯涌温泉の柚子街道から着想を得て誕生した「金沢湯涌サイダー 柚子乙女」(324円/アンテ)。甘すぎずさわやかな後味が特徴のサイダーで、お酒で割るのもオススメだそうです。
「湯涌温泉は“金沢の奥座敷”としても有名で、多くの著名人に愛された温泉地です。ラベルには湯涌温泉と深い関わりがある画家・竹久夢二のイラストが描かれていて、デザインに惹かれて購入する方も多いんです」