夏が近づくと、洗濯機まわりからカビや下水の臭いが気になることはありませんか? そこで今回はお掃除のプロおそうじダイアリーさんに、夏が近づくと臭う「洗濯機の臭いの原因と対策」を教えていただきます。
教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台近くの洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
夏場になるとカビや下水の臭いが気になる
夏場が近づくと、洗濯機まわりの臭いが気になる方も多いのでは? 洗濯槽が汚れている場合もありますが、そこだけが臭いの原因でないこともあります。今回は、「洗濯機周辺のカビ臭・下水臭の原因と対策」をご紹介します。
1.排水口のふたがグラグラしていないか確認
排水口のふたの部分がグラグラの状態だと、下水の臭いが室内に上がってくることがあります。
洗濯機の排水をするときにホースが暴れてふたが動くこともあり、ふたが徐々に緩む場合もあります。そのため排水口のふたはしっかりと閉めておき、定期的にチェックする必要があります。
ふたを取ると下が筒状になっていて、ごむパッキンがついているモノが多いです。このごむパッキンを押さえつけながら、ねじ込むようにしてふたを閉めると、下水の臭いが上がってくることがありません。
しっかり締めつけておくと、簡単にゆるむことはありません。洗濯機の設置当初からすでに緩んでいる可能性もあります。臭いが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
2.部品を洗う
部品についたぬめりやカビ、髪の毛などはそのまま流してしまうと、つまりの原因にもなります。キッチンペーパーなどでカビや髪の毛などの固形物をぬぐい取ります。全体にカビキラーを吹きつけて、数分放置します。
取り外したパーツ類は、浴室や洗面で洗い流してください。まずは、糸くずや髪の毛などの固形物をキッチンペーパーで取ります。取り除いたあとは、カビキラーを全体に吹きかけて放置(1~2分)します。
シャワーをかけながらブラッシングで固形物を流していきます。筒の中など届かない場所はごむ手袋をはめた指を入れて洗うのもおすすめです。
※シャワーはゆるめに出して床に置きながら作業をすると、上からシャワーを出して水が飛んで洗剤が皮膚などにつく危険性が少ないのでおすすめです。
3.パーツを戻す
パーツを戻していきます。仕切筒、泡防止パイプ、ごむパッキン、封水筒、目皿(化粧カバー)の順に戻します。封水筒は4か所に溝が切ってありますので、どの方向でもいいので溝が排水口にはまるように落とし込みます。しっかりと固定するように時計回りに回して、目皿をします。最後に排水ホースをつないで、洗濯機に水をためて排水を行うテストをします。水がたまって、下水の臭いが上がってこなくなります。
いかがでしたか? 洗濯機まわりが臭うときなどに、ぜひ掃除の参考にしてみてください。
※掃除前に掃除対象物の素材を確認し、また説明書等にて当記事の方法(使うグッズや洗剤など)で問題ないか事前にご確認ください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。