JR渋谷駅。ホームの恵比寿駅寄りに新しくオープンした新南改札に直接アクセスする大型複合施設【 Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)】が、2024年7月25日にオープン。渋谷の街らしく、新感覚でカジュアルな、美味しいグルメもそろいます。今回はその一部を紹介します。
|個性派ぞろいの6軒「シン食堂街」
注目のグルメが集まるのは4階フロア。3つのエリア「渋谷 By STREET 」、「 404 Kitchen 」、「 SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL 」に計17店舗が出店しています。
桜丘の新しい “商店街” をイメージした「渋谷 By STREET 」には6店舗が並び、和食のシェフがライブキッチンで料理を作る「酒場ジャロウ」や、厳選した牛肉を提供する鉄板ステーキ専門店「 YAKINIKU78(ヤキニクナナハチ)」など、異なる料理を提供するお店がそろいます。少しずつハシゴしながら楽しむのもいいですね。ここでは「 SUSHI SOUL 」と「水餃子 MR.LEE 」を紹介します。
▲その名も「 SUSHI SOUL(スシソウル)」
寿司とワイン、天ぷらを、ソウルミュージック(社長の趣味!)を聴きながらカジュアルに楽しめるお店。2軒目利用でも楽しめるよう豆皿にのせたお寿司を提供。ちょっと1杯だけでも気軽に立ち寄れるお店です。
▲土台は3つの巻物。その上にネタを豪快に盛り付けた創作寿司
通常、巻物は中に具が入っていますが、SUSHI SOUL ではあえて上に盛り付けた映える寿司。ネタは20種類ほど用意します。鯵と大葉とガリをあえた一品と、マグロをいただきました。下味がついているので、お醤油なしでネタとシャリの美味しさを堪能。魚料理に合う日本ワインの白をそろえ、埼玉のクラフトジン「棘玉(とげだま)」もお寿司に合いそうです。
▲専門店ならではの味「水餃子 MR.LEE 」
水餃子やワンタンはひとつずつお店で手包みされ、肉汁あふれる肉肉しい水餃子を提供。台湾のクラフトビールやウイスキーなどアルコールもそろいます。ランチタイムにはルーロー飯やラーメンのほか、豆花などのデザートメニューもおすすめです。
▲6種類の個性あふれるタレを用意した水餃子
今回試食した4種類の水餃子は、にら醤油、パクチー、ジャノベーゼ、麻辣。どのタレも様々な素材をブレンドした MR.LEE のオリジナルで、お酒のおつまみにピッタリ。にら醤油や麻辣などの正統派の味は深みがあって美味。バジルソースにニンニクやチーズを加えたジャノベーゼは、意外性抜群の美味しさです。
|食のスタートアップを支援する「 404 Kitchen 」
4階フロアの中央に位置する「 404 Kitchen 」とその回りの店舗エリアは、飲食店のスタートアップを手助けするゾーン。1年限定のポップアップ店舗やレンタルキッチンなど、新しい取り組みをするお店を出店。千葉県の銘柄豚を宣伝するための新規店や、有名店の2番手寿司職人がチャレンジするお店がありました。
▲「立ち飲み JUICCCY」
気軽にふらっと立ち寄れる「立ち飲み JUICCCY」。2人の共同代表が千葉県出身で、千葉の食材をメインに使ったメニューを提供。豚肉は抗生物質を限りなく抑え衛生的な環境で育てた千葉県の銘柄豚「林SPF」を使用。さらに素材の美味しさを活かす中目黒の人気店「nou」のシェフが考えた創作メニューも登場。昔酒場で人気だったレトロなお酒をアレンジしたドリンクも楽しめます。
▲お手頃価格なのもポイント
「立ち飲み JUICCCY」は、ワンコインから1000円以下とリーズナブルな料理も多く、気軽に楽しめるのもウリ。注目は写真左側にあるBBB(ビック、ブロッコリー、ベーコン)。千葉県産の巨大なブロッコリーに「林SPF」の大切りベーコンを乗せた豪快すぎるメニューです。
▲「熟成鮨 万~離れ~(ジュクセイスシ ヨロズ~ハナレ~)」
渋谷・広尾のミシュラン1つ星「熟成鮨 万(ジュクセイスシ ヨロズ)」のポップアップストア。店主の白山洸氏が実現したかった、昔ならではの1貫から頼めるアラカルトの鮨店として「熟成鮨 万~離れ~」をオープン。本店の2番手、3番手にあたる職人が、ここを足がかりにスタートアップにチャレンジするお店です。予約なしで気軽に利用できるのもうれしいですね。
▲「404 Kitchen」はレンタルキッチン
プロの料理人から営業許可を持っていない人まで、1日や1週間など期間を決めて借りられるレンタルキッチン。食器なども用意され、これまでお店を持っていなかった人や、イベントと連動して数日営業するお店などとして利用。スタートアップ店舗も応援する新しい取り組みです。