この記事では、好きじゃない人と結婚するメリット・デメリットをご紹介します。結婚生活は生涯続く営みだからこそ、恋愛感情よりも安定を選ぶのも一つの手段です。好きじゃない人と結婚した後に幸せをつかむためのコツも解説していきます。
好きじゃない人と結婚する人の心理は?
この世のすべての人が、世界一愛する人と結婚できるわけではありません。実際の結婚では、特別な恋愛感情を抱いていない相手や、男性として好きにはなれない相手を伴侶として選ぶケースもあるでしょう。
今回は、好きじゃない人と結婚する理由や、メリット・デメリットをご紹介します。好きじゃない人と結婚したからといって、幸福感を得られないとは限りません。自分にとっての幸せの形を見極め、後悔のない選択をしていきましょう。
好きじゃない人と結婚する理由
ここでは、好きじゃない人と結婚する理由を5つご紹介します。「恋愛結婚が当たり前」と考える人にとって、好きじゃない人と結婚する心理は理解しにくいもの。しかし「恋愛と結婚は別物」と考える人にとっては、好きじゃない人との結婚はごく自然に存在する選択肢なのです。
安定した生活を築くのに良い相手だった
好きじゃない人と結婚する理由として、安定した生活を築くのに良い相手だったことが挙げられます。たとえば恋愛感情を抱けない相手だったとしても、社会的地位や収入が安定していて、ギャンブル癖もなく、家庭的で穏やかな性格をしていれば「将来の伴侶に選ぶのに適している」と感じますよね。
恋愛が生活にトキメキを与えてくれる「刺激」であれば、結婚生活は生涯続いていく「営み」です。恋愛的に好きにはなれない相手の場合でも、結婚相手として優れているのであれば、伴侶として選ぶ可能性は十分にあり得ます。
トキメキはなくても安心感があった
トキメキはなくても安心感を得られた場合も、好きじゃない人と結婚する理由になります。一般的に、トキメキはいつしか失われていく感情です。最初は顔を合わせる度にドキドキしていた相手でも、何十年も毎日一緒に生活をしていれば、不満があふれてくるものです。
しかし安心感を得られる相手であれば、家庭が精神的な居場所になります。「つらいことがあっても、この人がいてくれるなら大丈夫」と思える相手だからこそ、人生や結婚生活における困難を乗り越えられるのです。
結婚できなくなるのが怖くて妥協した
好きじゃない人と結婚する人のなかには、結婚できなくなるのが怖くて妥協したというケースもあります。結婚に対して強い願望を持っており、加齢とともに結婚しにくくなる現状を恐れています。「結婚できないよりは、妥協してでも結婚したほうがマシ」と考えた結果、好きじゃない人と入籍したパターンです。
結婚願望が低い女性にとっては「そんな選択で幸せになれるの?」と思うかもしれませんが、結婚への価値観は人それぞれ。結婚している、家庭がある、という事実自体に安心感を得る人も少なくありません。
周りからの結婚へのプレッシャーがつらかった
好きじゃない人と結婚する理由として、周りからの結婚へのプレッシャーがつらかったことも挙げられます。友達や親族から「いつ結婚するの?」「早く結婚したほうがいいよ」などと言われ、うんざりした経験がある人も多いのではないでしょうか。
周囲に関与される煩わしさから解放されるために、好きじゃない人と結婚する場合があります。「とりあえず結婚さえしておけば、もう何も言われなくて済む」と考えた結果、トキメキを抱かないような相手と結婚します。
子どもができた
好きじゃない人と結婚する人のなかには、妊娠がきっかけになることも。たとえば「今の恋人とのマンネリを感じているが、惰性で付き合っている」という女性は少なくないでしょう。「今更別れるのも面倒だしな……」と思っていた矢先に子どもができると、結婚の強い理由になります。
「本当にこの人でいいのかな?」と迷いは生じつつも、経済面・生活面・精神面などにおいて「あえて未婚を選ぶ必要もないだろう」と判断した結果、好きじゃない人と結婚するのです。
好きじゃない人と結婚するメリット
ここでは、好きじゃない人とあえて結婚するメリットをご紹介します。「好きじゃない人との結婚ではトキメキを感じられない」と思う人もいるかもしれませんが、実利や安定を優先した結婚生活も、一つの幸せの形なのです。
相手への嫉妬に悩まされない
好きじゃない人と結婚するメリットとして、相手への嫉妬に悩まされないことが挙げられます。たとえば好きな人と大恋愛の末に結婚した場合、彼が他の女性と少しでも仲良くしている姿を見るだけで、強いジェラシーを抱いてしまうこともあるでしょう。
しかし最初からとくに好きじゃない人と結婚していれば、相手の交友関係に振り回される必要がありません。彼がどこで誰と交流していても「不倫さえしていなければ問題ない」と寛容な心を持てるのです。不必要な嫉妬が生まれない状態は、安定した結婚生活につながります。
自分のほうが「愛される側」でいられる
自分のほうが愛される側でいられることも、好きじゃない人と結婚するメリットです。追いかける恋愛は何かと疲れやすく、不安や不満も溜まりやすいもの。好きじゃない人との結婚では基本的に「追われる側」でいられるため、ストレスが溜まりにくい傾向にあります。
自分のほうが気持ちが大きい状態だと、与えた愛情が返ってこないことに悲しさを感じたり、相手の気持ちがわからないことに心を乱されたりすることも。「自分より相手の気持ちのほうが大きい」と認識できていれば、常に一定の安心感を担保できます。