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『となりのトトロ』サツキのお弁当“ピンクのアレ”の正体 小学生が手作りしてたらスゴすぎ

エンタメ

サツキが作っていたお弁当。大人になってから見返すと、驚くと同時に様々な思いがこみ上げてきます。

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(画像はスタジオジブリ公式サイトより)

23日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、スタジオジブリの『となりのトトロ』を放送。

本記事では、印象に残るシーンの一つである“サツキのお弁当”にまつわる豆知識をご紹介します。

■ピンクのアレは何?

1988年に劇場公開された『となりのトトロ』は、昭和20年代後半~30年代初め頃が舞台。

入院中のお母さんに代わり、サツキが朝早くから家族3人分の朝食とお弁当をテキパキと作る場面は驚かされます。

そんなサツキのお弁当に入っている「ピンク色のアレは何なのか?」という声をチラホラ見かけますが、あれは「桜でんぶ」。

■「桜でんぶ」じつは超絶手間のかかる料理

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ちらし寿司などで見かける桜でんぶは、タラなどの白身魚で作る佃煮の一種で、とてつもなく手間のかかる料理なんです!

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まず、鍋にタラがかぶるくらいの水と塩少々を入れ、沸騰したら数分茹でて、冷水にとって洗います。

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そうしたら、皮と骨を全て取り除いて身を細かくほぐし……

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キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。

■鮮やかなピンク色は「食紅」

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そして、あの鮮やかなピンク色は「食紅」。少量の水に混ぜて使います。

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フライパンや鍋に、ほぐしたタラと水に混ぜた食紅、砂糖、みりん、酒、塩を加えて、菜箸やヘラなどで空気を含ませるように混ぜながら炒るのですが……これが本当に大変。

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油断すると焦げるし、しっかり混ぜ合わせないと色ムラが…。ふわっふわの仕上がりをイメージしながら集中して桜でんぶと向き合う時間が続きます。

■やっと完成! 小学生が手作りしてたらスゴすぎ…

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市販品のように細かくふわふわに仕上げるには、すり鉢やフードプロセッサーを使うレシピもありますが、手でほぐしただけなのでかなり粗い…。こんなに手間のかかる料理を、小学6年生のサツキが手作りしていたら、脱帽です。

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サツキのお弁当は、お弁当全体にふっくらとごはんが敷き詰められていて、そこに梅干し、めざし(写真はいわしの丸干しで代用。大きすぎました…)、うぐいす豆、桜でんぶをかければできあがり。

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酸っぱい梅干しと塩気のある焼き魚、甘いうぐいす豆と、桜でんぶも甘めの味付けなので、しょっぱいと甘いが両方楽しめるお弁当です。

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