せっかくの休日だから、ひとりのんびり、とっておきのお店でおいしいごはんを食べて、エネルギーチャージしたい。そんな方におすすめなのが、京都にある世界遺産「東寺」近くにお店を構える「喫茶Cizool(きっさ きずーる)」です。店内はカウンター席を中心にわずか10席と、おひとりさまも入りやすいところが魅力。サイフォンで入れるコーヒーと、絶品サンドイッチをいただきながら、まったりと過ごすひとときを楽しみませんか?
近鉄東寺駅から徒歩約3分のところにある小さな喫茶店
「喫茶cizool」があるのは、近鉄東寺駅から徒歩約3分のところです。世界遺産であり、現存する唯一の平安京の遺構である「東寺」のすぐ近くにある小さな喫茶店。店主の祖父母が昭和61年(1986)から営んでいた喫茶店を引継ぎ、令和2年(2020)に「喫茶cizool」としてリニューアルオープンしたのが始まりです。
店名の「cizool」は、映画好きの店主が映画「グリッド・ロック」のセリフから着想したとのこと。単語の頭文字と2文字目の間に「iz」をはさむスラングが印象的だったことから、「cool」に「iz」を入れて「cizool」となりました。
座席はカウンター席が7席、お店の奥に3人掛けのテーブル席が1つあります。店内は暖色の照明があり、どこか温かみのある空間。周辺のホステルやゲストハウスに宿泊する観光客もモーニングを食べによく訪れるそうです。特に、桜シーズンの春と、紅葉シーズンの秋には外国人観光客も多く来店するのだとか。
店内のあちこちに飾られているインテリアもオシャレで、店主のセンスが光ります。
3人掛けのテーブル席
テーブル席がある壁には外国映画も投映されていて、雰囲気たっぷり! 映画好きにもおすすめですよ。
一杯ずつ丁寧に入れるコーヒーとボリューミーなサンドイッチ
「喫茶cizool」では、コーヒーをサイフォンで入れるのがこだわりの一つです。高温で数秒ドリップすることで、よりクリアな味わいになり、飲みやすくなるのがサイフォンの魅力。
サイフォンもコーヒーカップも店主の祖父から受け継いだもの
手間をかけて、丁寧に入れてもらうコーヒーは、なんだか特別な感じがしますよね。
「オリジナルブレンドコーヒー」各500円は、浅煎りの「エチオピア」、中煎りの「エルサルバドル」、深煎りの「ブラジル」と3種類がラインナップしています。今回いただいた「エルサルバドル」は、苦みと酸味のバランスが取れた一品。フルーティな香りと心地よい酸味を楽しみたい方は「エチオピア」、どっしりとした苦みを堪能したい方は「ブラジル」がおすすめです!
コーヒーカップはお客さんの雰囲気に合わせて選ぶことも
月ごとに変わる「今月のシングルオリジン」600円、「カフェオレ」600円、「コーヒーフロート」700円などのドリンクメニューも。「クリームソーダ」750円は、グリーンアップル、ピーチ、メロン、キウイ、マンゴー、ストロベリーと6種類あるそうなので、ぜひチェックしてみてください。
お店で人気のフードメニューは、「アボカドとパストラミのチーズホットサンド」980円。中にアボカドとパストラミがぎっしりと詰まっていて、そこからとろりと溶けていくチーズ……! ボリュームたっぷりで、満足感があるサンドイッチです。
断面も綺麗で思わず写真に収めたくなる
「トーストモーニング」/©喫茶cizool
9~11時はモーニングセットを提供。ワンドリンク制で、ドリンク料金に「トーストモーニング」250円、「サンドイッチモーニング」750円、「フレンチトーストモーニング」800円など好みのセットを注文できます。
©喫茶cizool
11時30分~14時30分のランチタイムには、「太麺モチモチ具だくさん喫茶店のナポリタン・スパゲッティー」1100円(セット1500円)がおすすめです。お店の人気メニューのひとつで、2.2㎜の太めの麺を前日に茹でてモチモチの状態にしているのがこだわり。ナポリタン専用に作った自家製トマトソースを絡めて、じっくり味わってみてください。なお、セットにはサラダ、ヨーグルト、食後のドリンク(コーヒー、カフェオレ+50円、コーラ、トニックウォーター、信州産桃ジュース、信州産葡萄ジュース、ジンジャーエール、ハートランド+250円、グラスワイン+450円から選べる ※アイスコーヒー、アイスカフェオレは+100円)付き。そのほか、ランチタイムには「特製トマトソースのふわとろオムライス」1200円(セット1600円)もあります。