今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
沈黙と歓呼のあいだ
今週のみずがめ座は、ここぞという場面でこそ「何を言うか」より「何を言わないか」に集中していくような星回り。
「エウ・フェーミアー」という言葉は、古代ギリシャ語で「よき前兆を告げること」「吉兆の告知」といった意味で使われる一方で、「畏れ慎んで黙ること」「沈黙」の意味を持っていました。
例えば、アイスキュロスの悲劇『オレステイア』の最終部「恵みの女神たち」の大団円の場面では、「静粛にされよ」と訳された箇所が、先の動詞「エウ・フェーミアー」の命令形であり、<畏れ慎んで沈黙せよ>とも、<神聖な沈黙を守れ>とも訳せるのですが、さらにこの言葉には<吉兆に応えて歓呼する>という意味も持ち、恐らくこれら3つは挙げた順に意味を変化させていくのでしょう。
あなたもまた、また肝心な場面でこそ沈黙を守れるかどうかが問われていくことになるでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
自然児の感覚
今週のうお座は、生きとし生けるものへの素直な愛情を発露させていこうとするような星回り。
『つぶら目の瞠れるごとき栗届く』(嶋崎茂子)という句のごとし。
粒ぞろいの栗の輝きを、幼い子供たちが目をパァっと開いて何かに目を輝かせているときの様子になぞらえている訳ですが、これは言葉遊びでそう書いたのではなく、作者にとっては目の前の栗の実がまるで大切な我が子や孫のように感じられたのかもしれません。
あなたもまた、頭で考えたことではなく、もっと生きている実感の根本のところでの喜びを誰か何かと分かち合っていきたいところです。
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