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横浜の銘菓・ありあけハーバーの本店 「ハーバーズムーン 本店」がリニューアルしパワーアップ!

横浜市民に愛される銘菓「ハーバー」を販売するありあけハーバーの本店が、2024年7月に「ハーバーズムーン 本店」としてリニューアルオープンしました。港町である横浜の歴史や文化、開国をコンセプトに、店内の改装だけでなく新商品も登場! 「ハーバーズムーン 本店」の新たな魅力についてご紹介します。

横浜の歴史や文化、開国をコンセプトにリニューアル

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みなとみらい線日本大通り駅から徒歩3分。お店は横浜らしいホワイトとブルーを基調にしたさわやかな外観が特徴です。「ハーバー」の歴史は昭和29年(1954)まで遡ります。前身である鶴見区の有明製菓が栗の焼き菓子を販売したのがきっかけ。当時栗を使ったお菓子はぜいたく品とされていて、「マロン」に夢を託すという意味を込めて、「ロマン」と名付け(昭和41年(1966)に「ハーバー」と改名)販売し、市民に愛される銘菓として広まっていきました。

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1999年に会社が倒産し、市場から一度その名を消すことになりますが、ハーバーのファンだったという現会長・藤木久三さんのもと再建を果たし、2001年に再度販売されることに。今でも市内の量販店はもちろん、首都圏のデパートでも扱われるほど、横浜を代表する銘菓として全国で知られています。

そんな「ハーバー」は2024年8月8日で70周年を迎えることを記念し、港町である横浜の歴史や文化、開国をコンセプトにリニューアルオープンすることになりました。それではさっそく店内へ。

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こちらが入口すぐの物販コーナー。こちらもホワイトとブルーのさわやかなコントラストに、帆船の帆をイメージした内装が特徴的です。まるで船の中にいるかのような店内で、港町らしさも満載ですね。

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看板商品の「ハーバー」シリーズは、さまざまな企業とのコラボレーション商品も豊富。横浜みやげにぴったりな商品がずらりと揃っています。横浜を本拠地とするプロ野球チーム・横浜DeNAベイスターズの試合が横浜スタジアムで開催する日には、応援歌がBGMで流れていたり、店員さんもユニフォームを着て接客したりと横浜愛を感じることができるのもポイントです。

物販コーナー必見は限定の「メゾンハーバー」

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リニューアルの目玉のひとつが、こちらの新商品「メゾンハーバー」各401円。若い世代にも気軽にハーバーを楽しんでほしいという理由から見た目の華やかさも特徴で、思わずうっとりしてしまう新しいスイーツ系「ハーバー」です。

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左上から時計回りに、「キャラメルくるみ」「ストロベリー」「ココナッツチョコレート」「星空ショコラ」「開港抹茶」「モンブラン」

店内の厨房で職人がこだわりの食材を使用して作る「メゾンハーバー」はどれもリッチな味わい。フレーバーは常時6種ですが、市内のイベントや季節ごとに合わせた期間限定の「メゾンハーバー」も販売予定だそう。訪れるたびに新しいフレーバーがあると、何回でも足を運びたくなってしまいますね。

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こちらの「レッドブリックフィナンシェ」270円も新商品。横浜赤レンガ倉庫のレンガを模したフィナンシェで、フランス・ノルマンディー産の発酵バターをぜいたくに使用。きめ細やかな生地をしっとりと焼き上げており、サクサクの食感と香ばしいバターの味わいが病みつきになるひと品です。

居心地抜群のカフェスペースで、開港に思いをはせる

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店内の奥にはカフェスペースも設置。重厚なレンガ造りの壁面と、レトロなアンティーク調のインテリアが絶妙にマッチしています。こちらのレンガは、なんと横浜赤レンガ倉庫のレンガと同じ積み方で設置されているそう。店内の至る所で横浜の歴史や港町の雰囲気を味わうことができますよ。

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正面の絵は「ペリー提督・将兵の横浜上陸図」。安政元年(1854)2月、ペリーが開国のため武装水平を連れて横浜に上陸し、第1回日米会談が行われたときを描いています。この絵に描かれている場所は、「ハーバーズムーン 本店」からも近い、横浜開港資料館や神奈川県庁が立っているあたりだと言われているそう。この地から西洋文化が花開き、全国に広がっていったと想像するだけで、思わずワクワクしてしまいますね。

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開港に伴い、横浜から全国に広まっていったものは数えればキリがありませんが、グルメでまず名が挙がるのは「ホテルニューグランド」の2代目料理長が考案したと言われるナポリタンではないでしょうか。「ハーバーズムーン 本店」では新メニューとして写真の「横濱三塔ナポリタン」1650円(ドリンクセット)をいただくことができます。1日で回ると幸せになれるというジンクスのある、神奈川県庁(キング)、横浜税関(クイーン)、開港記念会館(ジャック)の三塔をイメージした味付けの異なるナポリタンを食べ比べできるユニークなひと品。

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まずこちらが洋食の定番であるクリームのナポリタン。ホワイト系の外観とマッチすることから、こちらが横浜税関(クイーン)に当たるそうです。約2.2mmのモチモチ太麺がクリームソースとよく絡む、やさしい味わいのナポリタン。

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真ん中はシンプル王道のナポリタン。こちらは開港記念会館(ジャック)をイメージしています。酸味のあるケチャップソースがあと引くおいしさです。

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珍しいのがこちらのソースナポリタン。ほかのナポリタンと味が馴染むようにオリジナルで作られたソースは、和と洋を感じられる建築である神奈川県庁(キング)に見立てられています。しつこ過ぎないソースのコクとスパイシーさが特徴で、懐かしさもありつつ新鮮な味わいも両方楽しめるナポリタンです。
ちなみに今回オーダーしたコーヒーは、日本最古と言われる兵庫の「放香堂」の豆を使用。フレンチプレスで提供していて、雑味が少なくしっかりとしたコクとすっきりとした後味が特徴で、ナポリタンとの相性も抜群ですよ。

横浜みやげ探しにはもちろん、開港の歴史を感じられるカフェでゆっくりくつろぐにもぴったりな「ハーバーズムーン 本店」。特にカフェは平日でもランチどきになると多くのお客さんで賑わうそうなので、オープンと同時に訪れるのがおすすめです。

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