ミッドセンチュリー愛好家たちの偏愛コレクション。 蒐集家としても有名なアレキサンダー・ジラードのように自分の好きなものに囲まれる暮らしって楽しそう。
DEALERSHIP 共同代表・井川雄太さんの集めちゃうもの
ミッドセンチュリー期に作られたアイテムは、当時の文化やデザイナーたちの交流が色濃くデザインに反映されている。その生産背景に井川さんは好奇心をそそられて、収集するように。「家具や食器を買うようになったのは大学生の頃から。年代やモデルによってディテールが違うものは、集めたくなっちゃいますね(照)」
約一年前に買い足したのは、デンマークのデザイナー、モーエンス・コッホのブックケース。「コレクションを保管する収納庫として重宝しています。アイテムを雑然と並べていても、ブックケースのおかげで整った風に見えるからありがたい!」
ただし、井川さんがコレクションしているのは、必ずしも希少性が高いものばかりではない。「愛着を持てる“ モノ”と歴史を重ねていくことが幸せで、その暮らしを楽しんでいます」
テーブルはデンマーク人デザイナー・Borge Mogense 、チェアはアメリカ人デザイナー・Norman Chernerによるもの。さまざまなデザイナーの家具を組みあわせて、インテリアを楽しむ。
直火OK の耐熱強化ガラス製。異素材使いに魅せられて、多数コレクションした〈Pyrex〉。
Profile:
井川雄太さん
2004年、東京・高円寺に〈ファイヤーキング〉専門店をオープン。バイイングも担当。
onKuL vol.21(2024年10月売号)より。
photograph:Hironori kim
edit:Ryuto Seno
re-edit:onKuL