高野山カフェ雫は猿田彦珈琲プロデュースのオリジナルブレンドコーヒーや和歌山の魅力あふれる食材を使った精進ランチ、高野山のマスコットキャラクターのスイーツを味わえる人気のカフェ。高野山デジタルミュージアム内にあり、併設のVRシアターでは歴史的建造物に秘められた謎に迫る映像で高野山の魅力を体感することもできます。
「心の解放の旅の入口」へ誘う癒やしのカフェ
高野山カフェ雫は「高野山デジタルミュージアム」内に2022年オープン。 高野山真言宗 総本山金剛峯寺の正面に位置し、参詣客にも人気のカフェです。
高野山デジタルミュージアムは「心の解放の旅への入口」をコンセプトにした複合施設。 カフェやVRシアターなどで高野山の豊富な文化資源の魅力や価値を体感できます。
アクセスは、高野山ケーブル高野山駅から南海りんかんバスに乗って金剛峯寺前で下車すぐ。世界遺産に登録された高野山の中心地にあり、目の前には金剛峯寺前駐車場などがあり、車で訪れても便利です。
店の中に入ると目の前にそびえるオブジェは、世界的にも有名な左官技術を持つアーティスト、久住有生(くすみなおき)氏によるアート作品で、高野山で採取した土で「雫」を表現。店内には木の柱が並び立ち、まるで木立の中に迷い込んだよう。
柔らかな曲線を描き、磨き込まれたテーブルは水をイメージしているそう。 店内は自然界の主要な要素、土と水と木が表現された癒やしの空間となっています。
客席にはブランコのようなハンギングチェアもあり、ゆらゆらと座れば癒やしのひとときを過ごせます。
2種の「精進ランチ」で高野山らしさを満喫
「高野山精進カレー」1280円
精進ランチとして人気を集めているのが「高野山精進カレー」。高野山の麓でとれる名産の山椒や九度山の富有柿などが使われ、スパイシーな中にうま味と甘味が感じられる一品。大豆ミートがそぼろ肉のような味わいで、満足感たっぷり。黒蜜きなこをのせたごま豆腐がデザートとしてついています。
「紀州南高梅とお漬物の精進だし茶漬け」1180円
もうひとつの人気の精進ランチが精進だし茶漬け。肉や魚などを一切使わず、昆布と野菜からうま味を引き出した濃厚な味わいの精進だしをたっぷりとかけていただきます。3種の野菜中心のおかずと、こちらもごま豆腐がついています。
「南高梅やお漬物をのせたご飯」に特製精進だしをかけて味わう
おだしをかけると紅葉麩が色づいたようでとってもきれい。和歌山名産の南高梅の梅干しがトッピングされていて、刻んだお漬物も一緒にサラサラとお茶漬けとして味わえます。
高野山の人気キャラクター「こうやくん」を味わうスイーツ
「自分で作るこうやくん最中」680円
いちおしのスイーツが、「自分で作るこうやくん最中」。高野山の魅力を全国に広めた高野聖をイメージした高野山のゆるキャラ、「こうやくん」をモチーフにした最中の皮と、御菓子司さゞなみの手作りあんこのほかに、アイスや白玉や求肥がセットに。
「こうやくん」をかたどった最中の皮にトッピングして味わう
あんこやアイス、白玉、求肥をのせて、自由に味わえるのがとっても楽しいスイーツ。パリッとした最中皮の食感と、手作りあんの滋味と、とろけるアイスがマッチ。
「抹茶ゼリーの白玉あんみつ」780円
見た目もカラフルで愛らしいのが「抹茶ゼリーの白玉あんみつ」。ぷるんとしたゼリーの食感やお団子との意外な組み合わせも楽しめます。お好みで黒蜜をかけて味わってみても。
「高野山銘菓かるかや餅のアイス」630円
高野山の苅萱堂(かるかやどう)に伝わる石童丸(いしどうまる)の哀話を伝える銘菓、松栄堂(しょうえいどう)のかるかや餅をこうやくんの最中皮と一緒に味わえる高野山銘菓かるかや餅のアイスはテイクアウトも可能です。