一年で最も寒い季節は、温かい温泉が一番!今回は、旅に欠かせない旅行情報誌『じゃらん』がレトロ温泉に関するアンケートを実施し、BEST10を発表しました。洞窟のようなお風呂から塩酸が主成分のお風呂など、個性的な温泉も。ぜひ今年初の温泉旅行の候補地に加えてくださいね。
2025年”初温泉”はどこに行く?
旅行情報誌『じゃらん』が「レトロな雰囲気が魅力の温泉」をテーマとしたアンケートを実施し、BEST10をピックアップ。温泉の特徴だけではなく歴史的な背景やタイムスリップしたような気分になれる建築など、その魅力をたっぷりとお届けします。
1位:法師温泉 長寿館/群馬県
足元から湧き出る源泉100%の温泉
見事一位に輝いたのは、群馬県にある"法師温泉長寿館"。1895年建築の大浴場で、明治時代の鹿鳴館を彷彿とさせる"法師乃湯"と"長寿乃湯"は、源泉が岩盤の真上にあります。そのため100%の新しい湯が浴槽の底から湧き出します。
建築されてから1世紀以上経っている法師乃湯では、時間の流れがゆっくりに感じるかもしれません。お湯はもちろん、太い梁と洋風のアーチ型の窓といった建築美に浸るのもこの温泉の楽しみのひとつです。
所在地:〒379-1401 群馬県利根郡みなかみ町永井650
2位:山代温泉 古総湯/石川県
ノスタルジックなムードに癒されて
2010年に復元された共同浴場”古総湯”。床や壁の九谷焼タイルなど明治時代の総湯を復元し、当時のムードたっぷり。さらに外観や内装だけでなく、シャワーではなくかけ湯で入るなど当時の入浴法を体現でき、まるでタイムスリップしたような感覚に。
色鮮やかなステンドグラスから差し込む光は、私たちにノスタルジックな雰囲気をもたらしてくれます。ゆったりと流れる時間とともに、日々のモヤモヤとした気持ちもスッと流れていきそうです。
所在地:〒922-0242 石川県加賀市山代温泉18の128番地
3位:奥つちゆ 秘湯 川上温泉/福島県
冒険心がくすぐられる半分洞窟・半分露天のお風呂
15代目の先代が「他にないお風呂を作りたい」と発案し、職人さんが1年半かけて手堀りで造った半分洞窟・半分露天のこちらのお風呂は、オリジナリティ抜群。洞窟の奥行き6メートル深さ0.85メートルあり、冒険心をくすぐられます。
施設内にある一番深いところで1.2メートルある万人風呂と男女日替わりで楽しむことができます。さらに用意された浮き輪を使うことができるので、安心して入れますね。
所在地:〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町字川上7
4位:片倉館/長野県
古代ロマンを感じる芸術性が魅力
大正から昭和初期、絹産業で成功を収めた片倉財閥の当時の当主が世界旅行視察後、上諏訪に住民のために建てた厚生施設です。2011年に国の重要文化財に指定されたこちらの温泉は、まるでローマのお風呂のよう。
大理石造りの浴槽は100人が一度に入浴できるほどの広さがあり、ステンドグラスや周囲の彫刻、装飾など目で楽しむこともできる芸術のお風呂。ゆっくり浸かれば、疲れた体がほぐれていきそうです。
所在地:〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り4-1-9