今回の住まいで新しくつくられていたのがご夫婦ともに使われるというワークスペース。
「東京に住んでいたときは、場所が限られていたためダイニングテーブルで仕事をしていました。ただやっぱり食事をするところと分けたくて、ダイニングテーブルと別にテーブルも置ける広さの住まいになってことに合わせて新しくワークスペースを作っています」
「リモートワークが続いていたので、思い切ってスペックの良いデスクチェアも新調し、かなりお気に入りの空間になっています」
デスクチェアはエルゴヒューマンプロオットマン2。
「後ろにロッキングした状態でフットレストも出せるのでTVを見る時なんかはソファより快適かもしれません。夫はここに座ったまま寝てしまうことも多いですね」
ご夫婦揃って、日々使う場所だからこそ綺麗に整うようにダイニングスペース同様、収納も意識して考えられていました。
「デスク上は、ちょっとした小物を収納できるIKEAの引き出し付きPCスタンドによく使う文房具などを入れています」
「木目部分に余っていたグレージュ色のペンキを塗り、色合いも合わせました」
「また、デスク横の5段ワゴンには郵便物や書類などついついデスクの上に置きっぱなしになりそうなものを入れています。日々、ワゴンの中の書類を整理していく感じで使っています」
整理する場所を明確にすることで、考えるポイントをスマートにして綺麗な空間を保たれていました。
楽しみ方が増えたアルミシェルフコーナー
ダイニングスペースからもワークスペースからも目に入るリビングの一角。何も無かった白壁にはアルミシェルフを取り付けてディスプレイスペースとして楽しめるように。
「toolboxで購入したアルミのウォールシェルフを2つ付けて、3段シェルフのように使っています」
「以前はこの位置に丸いミラーを設置していたのですが、シェルフに変更したことで複数の小物を飾れるので情報量が多くなって良い感じになりました。無機質なアルミのおかげで、カラフルなものや柔らかい印象のアイテムを置いたとしてもカッコよさは失わずに良いバランスを保ってくれています」
ディスプレイするものは、そのときどきでdmyさんが選定。変化を付けて楽しまれているそう。
飾られているアイテムの中でお気に入りだと話されていたのがEarl of Eastのルームスプレー。
「イングランドのブランドであるEarl of East の商品は“旅と記憶”をテーマに作られているそうで、心が清々しくなるような神秘的な香りが多く、集めたくなるシリーズです。新宿のparkerさんで購入しています」
「『Greenhouse』という香りのルームスプレーは玄関用にしていて、一拭きシュッとするだけで森林の中にいるようなフレッシュな空気にしてくれます。また『ONSEN-温泉–』という香りのキャンドルも愛用しており、お風呂に浸かっている時に焚くとまさに温泉にいるような気分にさせてくれるお気に入りのアイテムです」
シェルフのディスプレイスペース以外にも、お部屋を彩る大切なアイテムになっているのがヴィンテージの花瓶たち。モダンで洗練されたデザインのインテリアに対比させるように存在感のあるヴィンテージアイテムを少しずつ散りばめることで、お部屋全体に深みを出せるよう考えられていました。
「ヴィンテージアイテムは、etsyなどのネットショップで探すことが多いですが、どれも思い入れのあるものばかりです」
「例えば東ドイツ時代のガラスの一輪挿しはヴィンテージショップのオーナーである友人に買い付けて欲しいアイテムのイメージを伝えたところ『確かストックにあるよ!』と即座に出してくれたエピソードのある一品です。ヴィンテージ買い付けのプロってすごい!と感動しました」