「おしゃれな人のルームツアー」企画では、FUDGEにまつわる素敵なあの人の部屋にお邪魔して、ルームツアーを開催!「部屋」はその人の好みや性格を表す場所でもあり、普段見ることのできない場所だからこそ気になるところ。インテリアのこだわりや収納術、生活のアイデアなどをぜひ参考にして、あなたも自分だけの心地よい暮らしを叶えて!
第11回目では、シンガーソングライターの美菜海さんのご自宅を拝見。昭和の香りが残る団地で生活を送る彼女が住んでいるのはどんなお部屋?
昭和の間取りを利用して、暮らしの楽しみを増やす
雑貨店〈HIIKI〉の店主であり、デザイナーやシンガーソングライターとしても活動する美菜海さんは、築59年の団地の一室で二人暮らし。
「バスでこの団地の前を通りかかったとき、外見の色が可愛くて気になったんです。もともと団地のコミュニティにも興味があったので家に帰ってすぐに空室を調べました」
そこから念願の団地に入居した美菜海さん。昭和の趣は残しつつもリフォームが施された部屋をより暮らしやすくアップデートしている、と続けます。
「部屋は襖で仕切られていたのですが、すべて取り払って一つの大きな空間になるようにしました。取り外した襖はベッドの下に隠しています(笑)」
取り外した襖の鴨居(レール)にプロジェクターを設置したことで、いつでも映画やドラマを大画面で観られるように。そのほかベランダで家庭菜園を始めたりと、楽しく暮らすための工夫を部屋に散りばめているという。
「ベランダが割と大きいこともあって、この家に引っ越してきてから家庭菜園を始めました。バジルなどのハーブを料理にサッと取り入れることができるので便利です。食器も数種類あるのですが、それらを収納している棚は自分で作ったものです。サイズがちょうどよくて、数年使い続けています」
メインとなる家具を一つ決めて、部屋の雰囲気を統一。
雑貨店の店主ということもあり、家具や雑貨のセレクトはピカイチ。それらの大半がリサイクルショップやユーズドの家具屋で見つけたアイテムたちのようです。
「気に入った家具や雑貨が見つかるまでは、無理に買わないようにしています。もともと古いものが好きですし、ここは古い団地なのでUSEDのアイテムとはやっぱり相性がいい気がします。とはいえ〈IKEA〉などで気軽に買い物をすることもありますよ!部屋づくりの際に何かを参考にすることはないのですが、サイドボードをメインに据えて色味や雰囲気を統一していますよ」
そんな美菜海さんの部屋をぐるりと見渡すと、エスニックなアイテムがちらほら。今回はその中からお気に入りのアイテムを3つ紹介してもらいました。
アートの香りがする、お気に入りアイテム 3選
①〈世田谷美術館〉の企画展で見つけたファブリック
「2024年に〈世田谷美術館〉で企画展「民藝 MINGEI ―美は暮らしのなかにある」が開催されていた際に、ミュージアムショップで購入しました」。ちなみに同企画は、2025年6月29日(日)まで〈千葉県立美術館〉で開催中!
②顔の置物
「千歳烏山のリサイクルショップ〈リサイクルギャラリーNEWS 烏山店〉で購入しました。素材の組み合わせが面白くて気に入っています」
③玄関のミニコーナー
「小さいラグが可愛い。玄関に入ってすぐ目に入るので、テンションが上がります」