花や書籍に囲まれたロフトスペース
ロフトスペースはベッドルームとして活用。仕事や趣味の書籍もたっぷり入る収納を設けて、朝はここで読書をするのもお気に入りの時間のひとつだそう。
「ロフトスペースは東向きなので、明るい午前中を過ごすことが多いです」
「本棚には、仕事関連で使うデザイン関連のものを中心に、小説とか文庫本に雑誌などまとめて収納しています」
書籍収納もいろいろと試行錯誤されているitoさん。取材時には実験的にカバーを外してみて、色合いのバラツキを抑え、本棚に馴染む色にできないかを試されていました。
本棚と反対側の壁にはスツールを置き、ちょっとしたディスプレイスペースとして活用されています。
「リサラーソンの花瓶は、友達が誕生日プレゼントに買ってくれたものです。趣味で集めているものの話をしていたら、誕生日に私の好きなテイストに合わせてプレゼントしてくれて、お気に入りのフラワーベースになってます」
今回の住まいのインテリアは、ロフトスペースのマットレスを除いて新調したものばかり。ただ選ぶ上ではこだわりすぎないようにも意識して選ばれたそう。
「ライフスタイルは変わり続けるものだと思っているので、インテリアも 『一生もの』とまでは思わず、ある程度気軽に購入しました。今、気に入ってる家具たちも、2人暮らしになったり新しい部屋に引っ越したりするとフィットしなくなる可能性もあると思っています」
「自分に必要なくなっても、基本的には捨てる選択をしないこと。リサイクル回収に持ち込みをしたり、フリマサイトやジモティーなどに出品するようにして、必ずその時必要な人が現れると思うので、循環させることを心掛けています」
好きなお部屋に住むことが、生活の質に直結することを今回の住まいで実感されたというitoさん。
「鉄筋コンクリートで防音性が高いことや、階段が少なく移動がしやすいこと、といった今の住まいで気になるところをクリアにしつつ、好きなお部屋を考えていくことは大切にしていきたいと思っています」
現在の住まいの経験を活かして、今後はどんなお部屋をつくっていくのか。これからの住まいも楽しみですね。
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text & photo : Tsubottle