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[6/16〜6/22の運勢]6月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

それ、おかしくない?

今週のさそり座は、おおかたの人が気付かなかったり、見て見ぬふりをしてしまうような事態に注目し、問題視していくような星回り。

『手から手へどの手がゐもり捨てにゆく』(西川火尖)という句のごとし。

この句は「命の軽視」という重いテーマを、あくまで日常の中の一コマに過ぎないというふうに、淡く、しかし的確に描き出しているわけですが、ここに来て作者のカエルやトカゲよりも影があり、いくぶん不吉なイメージを帯びた「イモリ」という題材選びの妙が生きてきているように思います。

あなたもまた、心のどこかにじんわりと残る痛みを手がかりに、この世界で起きている見逃せない事態をきちんと追及していくべし。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

存在の祝福性

今週のいて座は、やたらとほめたたえ、世間にこれを見ろと訴求して消費を促すのではなく、本当に大切なものはあえてぼかし、内に秘めることで引き継いでいこうとするような星回り。

精神医学者であり、ギリシャ語詩の翻訳でも知られる中井久夫の膨大な仕事の一つに「私に影響を与えた人たちのことなど」というエッセイがあります。

そこにはデカルトや中原中也など少年期に影響を受けた書物の話から、内外の著名な学者までさまざまな固有名詞が登場するのですが、その中に直接名指しするのを避けるような仕方で言及されている人物がひとり出てくるのです。

あなたもまた、「日本は有名な人っていうのはたいしたことはない。無名な人が偉いので、こういう人が国を支えているのだろう」という中井の言葉を折りにふれて、口に出してみるといいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

裂け目からこんにちは

今週のやぎ座は、不穏な気配を醸しつつ既知の現実が崩壊していく予兆を捉えていくような星回り。

『人の影笑ひうごけり梅雨の家』(西東三鬼)という句のごとし。

おそらく作者は、現実を微妙にねじることで「自分の知らぬ自分」であったり、「見えてはいけない不吉なもの」、「押し殺したはずの衝動や感情」などがふと動き出し、影として浮かびあがってくる刹那の瞬間を句のなかに封じ込めようとしたのではないでしょうか。

あなたもまた、既知なる自分を突き破って未知が飛び出してくるような一瞬を追求していくことがテーマとなっていきそうです。

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