フランス・パリで100年以上の歴史を誇るグローバルファッションメディア『L’OFFICIEL(ろふぃしぇる)』。そんな『L'OFFICIEL』が展開する世界初のコーヒーショップ「L’OFFICIEL COFFEE(ろふぃしぇる こーひー)」が、2025年4月、東京・表参道にオープンしました。こだわりのコーヒーと華やかなスイーツ、モードな世界観に包まれた洗練空間が、心ときめく新スポットとして話題となっています。
表参道に誕生した、パリ創刊のファッション誌が手がけるカフェ
建物上部にあるデジタルサイネージには、雑誌に登場したセレブやモデルなどの映像が流れる
入口横にはテラス席も備わる
東京メトロ表参道駅から徒歩約2分。東京・表参道から一本入った静かな通りにオープンした「L’OFFICIEL COFFEE(ろふぃしぇる こーひー)」は、1921年にフランス・パリで創刊されたファッション誌『L’OFFICIEL(ろふぃしぇる)』が手がける世界初のカフェです。ファッションを軸に、ビューティー、アート、音楽など多彩なカルチャーを世界30カ国以上に発信するグローバルファッションメディアがカフェを展開するということで、オープン前から注目されていました。
雑誌の世界観に浸れる、3フロアの美的空間
建物のデザインは東京・代々木公園にある「TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK(とらんく(ほてる)よよぎぱーく)」などを手がけた建築家・芦沢啓治(あしざわけんじ)さんが担当。『L’OFFICIEL』の世界観を映し出す、ミニマルななかにもスタイリッシュさが光る空間に仕上がっています。1階にはオーダーカウンターとカウンターソファ席、2・3階にはゆったりくつろげるテーブル席があり、全体で43席用意されています。
日本版『L'OFFICIEL JAPAN(ろふぃしぇる じゃぱん)』は最新号からバックナンバーも並ぶ
オーダーカウンター横では、日本版『L'OFFICIEL JAPAN』やコーヒー豆も販売。希少なゲイシャ種を使ったフルーティーな味わいの「L'OFFICIEL BLEND(ろふぃしぇる ぶれんど)」50g 2600円や、「シングルオリジン」50g 2200円~など、パッケージデザインが素敵で、贈り物にも最適な商品が並びます。
大きな窓から日が差し込む明るい店内
2階では、『L'OFFICIEL』のロゴマークや雑誌のカバーを使った壁装飾が空間を彩ります。アーチ型のキャビネットには、俳優やアーティストが表紙を飾った『L'OFFICIEL』の数々のバックナンバーが。「L'OFFICIEL COFFE」のオープニングセレモニーに登場した、韓国の7人組ボーイズグループ「GOT7」のジャクソン・ワンによるサイン入り本誌も展示。訪れた際にはチェックしてみてくださいね。
3階は2階に比べて落ち着いた雰囲気で、テーブル席だけでなく奥にはバーカウンター席も。今後はバーとしての営業も予定されています。
壁には、創刊初期のアーカイブ表紙が美しくディスプレイされています。ファッションイラストレーターとして活躍したルネ・グリュオーによるイラストなど、モノクロ写真や線画が主流だった時代のアートワークがずらり。1920年代に流行したギャルソンヌルックなど、当時のモードが鮮やかに蘇ります。
美しくデザインされた、魅惑のスイーツ&ドリンク
オーダーカウンターに並ぶスイーツ。手前は「エクレール」各990円
(写真左から)「ラズベリー」、「ピスタチオ」、「ショコラ」
ファッション誌がプロデュースするだけあって、スイーツもドリンクも、ビジュアル・味わいともにハイセンス。オーダーカウンターに並ぶスイーツを眺めているだけでも、心がときめきます。
「MAGAZINE CAKE」1400円
「L’OFFICIEL COFFEE」を象徴するふたつのスイーツをご紹介。ミルクレープの上に、創刊初期のカバーをホワイトチョコレートにプリントした「MAGAZINE CAKE(まがじん けーき)」。ホワイトチョコレートと生地の間にはアプリコットジャムが入り、果実の酸味が絶妙なアクセントに。雑誌をそのまま小さくしたようなカバーデザインは4種類あり、定期的に変わるそう。まさにファッション誌の美意識を感じるシグネチャースイーツです。
「MOUSSE L'OFFICIEL」1400円
もうひとつは、「MOUSSE L'OFFICIEL(むーす ろふぃしぇる)」。『L'OFFICIEL』のロゴマークとモノグラムがデザインされたビジュアルです。コーヒーを染み込ませたスポンジの上に、とろけるようなコーヒームースとキャラメリゼしたピーカンナッツを重ね、アーモンド風味のチョコレートでコーティング。甘すぎず、さまざまな食感のハーモニーも楽しめます。