いつの間にか、「正解」を探すのがクセになっていた。
でも、誰かの正解をなぞるほど、心はちょっとずつ疲れていく。
そんなとき、“自分はどう思う?”という問いが、
いちばん自分らしさを取り戻してくれる気がします。
今日は、そんな気づきをくれた「思考の本」を5冊紹介します。
モヤモヤが整理されて、心が軽くなる――
読むだけで、世界の見え方が少し変わるような一冊たちです。
ユニークに生きるための思考の本5選
年間50冊読む私が選ぶ“考え方が変わる一冊”
ふと、今年読んだ本を見返すと「考え方」にまつわるものばかり。
どうやら私は、“自分の頭で生きる” というテーマを追いかけていたようです。
今回は、年間50冊読む私が選んだ、
「ユニークに生きたい人」におすすめの思考の本5冊をご紹介します。
日々のモヤモヤを整理し、行動が軽くなるヒントが詰まっています。
『ユニークな行動を取れる人がいつも考えていること』池田貴将(サンクチュアリ出版)
「正しい行動」より「面白い行動」を選ぶ人が、人生を動かす。
AIが“最適解”を導く時代に、人間に求められるのは「違いを生み出す力」。
この本は、「はみ出すこと=恥ずかしい」ではなく、
“はみ出すこと=センス” だと教えてくれます。
「正しさより、面白さで選ぶ。」
この一文が、私の行動の軸を変えました。
“ユニーク”とは奇抜ではなく、自分の中の素直さを信じること。
そんな気づきをくれる一冊です。
『ものがわかるということ』養老孟司(祥伝社)
「考えても答えは出ません。それでも考え続けます。」
焦って結論を出そうとする今の時代に、
“わからないままでも生きていい”という安心をくれる本。
養老先生の言葉は、どれもやさしく深い。
「わかろう」としすぎて疲れた頭に、静かな風が吹くような読後感。
「思考の余白」を取り戻したい人におすすめです。
『具体と抽象』細谷功(dZERO)
「話が伝わらない理由は、抽象度のズレにある。」
人間関係や仕事でつまずくとき、
原因は「性格」ではなく、“考え方の層”のズレにあるのかもしれません。
私自身、何度も「どうして分かってもらえないんだろう」と
もどかしい気持ちになってきました。
この本は、そんな悩みを**“思考の地図”のように整理してくれる一冊**。
読めば読むほど、自分と相手の“考える深さ”や“抽象度”の違いが見えてきます。
理解できない相手を責める代わりに、
「そういう視点もあるんだ」と受け止められるようになる。
“抽象”を理解すると、人にも自分にも優しくなれる。
「伝わらない」悩みを抱えている人ほど、心が軽くなる本です。
『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』さくらももこ(ブルーシープ)
もし生まれ変わるなら、コジコジか森泉になりたい私です。 「勉強しないとダメですか?」「死んだらどうなるの?」——
コジコジのゆるい問いと答えが、疲れた心にやさしく響きます。
『サム・アルトマン:「生成AI」で世界を手にした起業家の野望』キーチ・ヘイギー(NewsPicks出版)
「未来を変えるのは、完璧な答えより、面白い問い。」
ChatGPTを生んだサム・アルトマンの行動哲学は、
AIの話を超えて、「人間の創造性とは何か」を問う内容。
「予測するより、創り出す方が面白い。」
リーダー論でもあり、自己啓発でもあり、
“ユニークに生きる”ヒントが詰まっています。
読み終えると、世界の見え方がひっくり返ります。
まとめ|考えることをやめない人は、いつだって自由だ
この5冊に共通していたのは、
「正解を探すより、問いを持ち続ける」 というメッセージ。
AIが最適解を導く時代に、
“考えることを楽しめる人”こそが一番ユニークで自由。
本を読む時間は、誰とも比べない“自分だけの思考の旅”。
あなたの「考え方」を変える一冊が、きっとここにあります。