韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する連載コラムです。
今回は、古沢良太のオリジナル脚本で長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が出演した大人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』の韓国版『コンフィデンスマンKR』のあらすじや見どころを紹介します。
1.『コンフィデンスマンKR』作品概要
『コンフィデンスマンKR』
全12話
出演:パク・ミニョン、パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョク
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『コンフィデンスマンKR』Prime Videoで独占配信中
【あらすじ】
悪党のみを狙う詐欺師、ユン・イラン(パク・ミニョン)、ジェームズ(パク・ヒスン)、グホ(チュ・ジョンヒョク)。3人は不正を働いて私腹を肥やす悪党たちから大金をだまし取り、悪事を暴いていく。その裏で、リーダーのイランはある計画を秘密裏に進めていた。
2. 『私の夫と結婚して』で注目のパク・ミニョンの最新主演作
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主演を務めた『私の夫と結婚して』が大ヒットを記録し、小芝風花×佐藤健W主演で日本版が制作されたことが記憶に新しいパク・ミニョン。奇遇にも、自身の主演ドラマの日本オリジナル版が制作され、その次に日本ドラマの韓国リメイクで主演を務めることとなりました。本作では、IQ165の上位1%の天才的な頭脳を持つ詐欺師をコミカルに演じています。
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詐欺師が暗躍するケイパーものには華麗な変装が欠かせませんが、なんと3人合わせて30体以上の変装に挑戦したとのこと! アウトローな雰囲気が漂う韓服姿のカジノのオーナー、キャビンアテンダント、天才医師などなど、さまざまな人物になりきるパク・ミニョンの変装演技は見もの。ミニョン様、さすがの美しさです。
また、前作はテーマがシリアスだったぶんコメディエンヌな魅力を封印していましたが、今作ではその持ち味をいかんなく発揮。しかも、相手役とのシュールな掛け合いやシチュエーションが笑いを誘う歴代のラブコメ作品とは異なり、今回はキャラクター自体がはっちゃけているので、ミニョン様が得意のコメディ演技でまたもや新境地を開いております!
3.「KR」の鑑賞ポイントは?
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本作のポイントは、原作である『コンフィデンスマンJP』を踏襲しつつ、韓国ならではの情緒を加えていること。
その大きな違いのひとつが、イランの過去です。原作では、ダー子(長澤まさみ)の生い立ちは謎に包まれていますが、イランは幼少期の誘拐事件で人生が変わってしまった財閥令嬢という設定で、イランが詐欺を働く理由やジェームズとグホとの出会いなど、人間ドラマにもフォーカスが当てられています。
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財閥、幼少期の事件、復讐……と、韓国ドラマの定番を活かしているところがさすが「KR」。ターゲットたちが同情の余地もない悪党なところも韓国ドラマらしく、スカッとする爽快感もやみつきに。独自の設定を加えて反響を呼んだ日本版『私の夫と結婚して』のように、原作をリスペクトしながら“リメイクの枠を超えたおもしろさ“で楽しませてくれます。
4.チュ・ジョンヒョクのハマり役を発見⁉︎
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原作で東出昌大が演じたボクちゃんにあたるグホ。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で注目を集め、今年のTBS系新春SPドラマ『スロウトレイン』にも出演したチュ・ジョンヒョクが演じています。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では、ドラマの世界を飛び越えて個人のSNSが炎上するほど、意地悪な同僚クォン・ミヌを没入感たっぷりに演じた彼。まだそのイメージが残っているという方にこそ、本作を見ていただきたい。グホがとってもかわいいんです!
本当に詐欺師なの? と疑ってしまうくらい、お人好しな性格のグホ。ターゲットをだます演技力や計画を遂行するために指紋をコピーするといったスキルはあるのに、小心者ゆえに作戦の肝心な部分を知らされず、イランとジェームズに騙されては「なんで俺だけ知らされてないんだよ!」と拗ねる様子がかわいいんですよ。毎回本気で焦る姿が滑稽だったり、逆にグホと同じ目線でドキドキさせてくれたりと、視聴者を引き込んでくれるんです。
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一度かわいいと思うと、全部がかわいく見えるじゃないですか。性格はもちろん、前髪あり&襟足長めのヤングなヘアスタイルも好きになっちゃいまして。前髪ありのビジュアルは映画『ケナは韓国が嫌いで』などでも披露してきましたが、グホの性格と相まって少し幼さを感じさせる雰囲気が新鮮。個人的には、チュ・ジョンヒョクの新たな魅力を発見できたことが最大の収穫です!