木佐貫
なるほど!ちなみに、産後のゆるみで悩んだ時には、どこに相談すればいいのでしょう?
ちえこ先生
基本的には産婦人科や泌尿器科ですね。専門で言うと、ウロギネ外来があるところなら間違いありません。
遠藤
ウロギネ科、初めて聞きました!
ちえこ先生
女性特有の尿洩れや子宮脱などの問題を専門的に見てくれる外来です。ただ、産後であれば、出産した産婦人科に電話して聞いてもいいと思います。乳腺炎の相談同様、尿洩れ相談も気軽にしてみてくださいね。
木佐貫
具体的にママにとって必要なケアってどんなものがありますか?
ちえこ先生
まずは、適切に洗うこと。普段はお湯洗いでOKでも、生理中はたんぱく汚れ、暑い時期や運動後は皮脂汚れがあったりするので、+αで専用アイテムを使ってみたり。また、産後は女性ホルモンが一気に減ることで乾燥しやすくなるので、保湿ケアを意識することも大切です。
遠藤
子宮を温めると良い気がして、よもぎ蒸しは定期的に通っているんですが。
ちえこ先生
子宮は内臓なので、子宮そのものを温めることはできないんです。でも、体の巡りを良くすると血流が良くなり、全体的な調子の良さに繫がるはず。よもぎ蒸しに通って、自分を大切にしている、その感覚だけで素晴らしいんです!巡りを意識した漢方やハーブティーなどもオススメです。
遠藤
インナーケアも気になります!やっぱり飲みやすいものが取り入れやすくて続けやすい。
ちえこ先生
サプリは症状や目的に応じて取り入れるのがおすすめ。例えば、PMSにはビタミンB6やマグネシウム、カルシウムなど。ハーブのチェストベリーやピクノジェノールも研究では効果が示唆されていますが、妊娠中・授乳中は使わない方がいい場合もあるので、医師に相談してくださいね。
木佐貫
最近は生理用アイテムも増えましたよね。
遠藤
私は竹素材のナプキンを使っています。
木佐貫
私はナプキンをやめて、吸水ショーツにシフト。吸水ショーツってどんどん進化していて、欠かせない存在ではあるのですが、友達から月経カップを勧められていて気になっています。
ちえこ先生
月経カップ、オススメですよ。生理痛まで軽減されたという声もよく聞きます。