ハードルが高そうに見えるフェムケアって、実は出産をしたママたちに寄り添う手段。ママだからこそ取り入れたいケア方法や最新トピックを、ママ女医ちえこ先生とVERYモデル木佐貫まやさん、ライター遠藤彩乃さんの3人座談会でお届けします!
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子どもを産んだからこそやっておいた方がいいコトがある
☑︎産後ママにとって“尿モレ”は避けられない
☑︎膣ケアのポイントは、温めて巡らせること
☑︎「こんなことで電話していいのかな?」なんて思わないで
☑︎フェムケアは自己肯定感も上げてくれる!
遠藤
フェムケアって意識が高い人がやることみたいなイメージがありますが、実際どんなケアを指すのでしょうか?
ちえこ先生
フェムケアというのは、女性に関わるすべてのことを指します。産後や生理、更年期のケアはもちろん、性に関することや心の問題も。
木佐貫
そう聞くと、ママたちがリアルに悩んでいることばかりですね!2人目を出産後、私もいろいろ思うところがあります…。
遠藤
特に気になるのが“ゆるみ”! トランポリンを使うトレーニングを体験したとき、これはダメなやつだ!って、途中で断念したほど(笑)。
木佐貫
わかります!私もお風呂から出た後、思いもよらぬタイミングで湯モレをしたことも。
ちえこ先生
産後悩みのひとつとしてダントツで挙がるのが尿モレをはじめとする“ゆるみ”問題ですね。
遠藤
経膣分娩の人はわかるのですが、帝王切開でもゆるむものなんでしょうか?
ちえこ先生
もちろんです。妊娠中は、ホルモンの影響(リラキシンなど)で靭帯や関節がゆるみやすくなりますし、赤ちゃんの重さで骨盤底筋にも負担がかかります。だから、経膣分娩じゃなくても骨盤底筋のサポート力が低下することはあります。
木佐貫
会陰裂傷とか骨盤底筋の損傷って、一度起こると元には戻らないんですか?
ちえこ先生
完全に妊娠前と同じになるとは限らないけど、適切なリハビリやトレーニングでかなり回復する人も多いですよ。だから、早めにケアを始めることが大事です。
遠藤
骨盤底筋って意識しにくい場所だから、正しくトレーニングできているかわからなくて。
ちえこ先生
最近は骨盤底筋トレーニングの器具もいろいろ出ていますよね。電磁波などで筋肉を収縮させてくれるから、「あ、ここね!」という感覚がわかるはず。そういう補助的な意味で使うのも手です。