美味しいアイスティーの作り方(動画付き)と、濁らないクリアなアイスティーを作るためのポイントをご紹介します。クリームダウン(アイスティーが濁る現象)を防ぐコツは「紅茶を急速に冷やす」こと。ぜひ、参考にしてみてください。
執筆者:桑原 珠玉
アイスティーが濁る現象「クリームダウン」について
せっかく作ったアイスティーを冷やしたら濁ってしまったということがあります。これはクリームダウンという現象です。紅茶が冷えていく過程でカフェインとタンニンの複合体によって白く濁る、また、紅茶それぞれが持つタンニン成分の影響が理由として挙げられています。
濁ってしまったアイスティー
濁らないクリアなアイスティーを作るには、これまでご紹介したように「紅茶を急速に冷やす」ことがクリームダウンを起こりにくくする重要なポイントです。いれたての紅茶で、香りもよく、紅茶のうまみもしっかりと抽出されたアイスティーは最高においしいですよね。
しかし、どうしてもクリームダウン現象を抑えることを優先したいなら、違う方法をお試しください。ひとつは、冒頭でも触れた水出しで作る方法です。
もうひとつは、紅茶を熱湯で通常通り入れて(後で氷を入れるので湯量を少なくしても可)、茶葉をこしたら、そのまま放置し、自然に冷まします。大体、人肌くらいに冷めたら、氷を入れたグラスに注いで飲んでください。この方法だと、一般的にクリームダウンが起こりやすいとされるアッサムやウバでも、濁りができにくく、さらに、紅茶の味も十分に引き出すことが可能です。
ただし、クリームダウンしやすいといわれるすべての茶葉で、クリアなアイスティーになるというわけではありません。茶葉により、この方法が有効なものもあるということにすぎません。
自然冷却のアイスティーについては、濁りを避けるため、紅茶液が冷えたからといって冷蔵庫には入れないで、冷房のきいた涼しい部屋で保存してください。保存は常温で、そしてできるだけ早くに飲んでしまうことをおすすめします(夏は特に注意してください)。
アイスティーの茶葉から入れる作り方を動画で解説!
わかりやすい動画も用意しましたので、ご参考ください(1分52秒)。
アイスティーのアレンジレシピ!
さまざまなアレンジ方法でアイスティーを楽しんでください。
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