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玉森裕太×染谷将太インタビュー 108分間の新感覚ミステリー! 2つの世界に隠された真実の愛とは?

長らく「映像化不可能」と言われてきた、東野圭吾のベストセラー小説「パラレルワールド・ラブストーリー」が、ついに待望の映画化。複雑に絡まり合う感情のもつれを、繊細に演じ抜いた玉森さんと染谷さんに撮影中のエピソードや作品の見どころを伺いました。

2019年5月
カルチャー

「パラレルワールド・ラブストーリー」が待望の映画化

主人公・崇史を演じるのは4年ぶりの映画主演を務めるKis-My-Ft2の玉森裕太さん!

©︎2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 ©︎東野圭吾/講談社

長らく「映像化不可能」と言われてきた、東野圭吾のベストセラー小説「パラレルワールド・ラブストーリー」が、ついに待望の映画化。主人公・崇史を演じるのは4年ぶりの映画主演を務めるKis-My-Ft2の玉森裕太さん。崇史の親友・智彦には、実力派俳優の染谷将太さん、二つの世界をつなぐ鍵となる女性・麻由子はブレイク女優の吉岡里帆さんが演じて話題を呼んでいる今作。複雑に絡まり合う感情のもつれを、繊細に演じ抜いた玉森さんと染谷さんに撮影中のエピソードや作品の見どころを伺いました。

©︎2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 ©︎東野圭吾/講談社

ー今回の作品の脚本と原作を読んで、役柄に対して事前にどういうイメージを持って撮影に臨まれましたか?

©︎2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 ©︎東野圭吾/講談社

玉森:もう本当に惑わされるというか、どっちが今起きている世界なんだろうと。読んでいて僕自身が崇史と一緒に迷ってゴールを探しているような感覚を持ちました。もやもやしたり、こういうことは実際に起きるかもしれないなとか、こういうことがあったら嫌だなぁとか......いろいろ自分の日常に置き換えてみながら原作を読ませていただきました。

僕が演じた崇史は、最初は嫌な奴という印象を受けたんですけど、常に麻由子への気持ちがあって、本当はピュアな人間なんだなと思っています。僕自身はなかなか真似はできないですけど、ああ絶対にこういう人もいるだろうな、ということも感じました。

染谷:僕も同じく惑わされました。謎解きと言っても別に誰か死ぬわけでもなく、殺人事件が起きるわけでもなくて、人間のさまざまな感情の間で行なわれる謎解きなんですよね。ただパズルがハマるだけでなく感情が伴うところにドキドキさせられました。

やっぱり謎解きって説得力がないとお客さんが置いてきぼりになってしまうなと思いました。お客さんが映画を観ている最中にストーリーに引き込まれないと、全然おもしろくないじゃないですか。なので、崇史の親友である智彦を演じるにあたって、(智彦の存在は)ストーリーに説得力を持たせるという責任を感じていました。

ー森(義隆)監督の演出がかなりハードだったと伺ったのですが、撮影現場の雰囲気はどんな感じでしたか?

玉森:賑やかな現場ではなかったのと、話が話なだけに、すごく緊張感のある現場だなぁと思っていました。森監督は、自分に妥協もしないですし、時には役者を追い込んでくれますし、僕は「いいな、こういう現場好きかも」と感じていました。追い込まれて辛いというよりは、若干気持ちいい、くらいに思っていたかもしれないですね。監督から「撮影がない日も役を忘れてほしくない、ずっと崇史を意識していてほしい」と言われて、撮影期間中はずっと自分の中のどこかに常に崇史がいるようにするため、友達と会うのもやめていました。でも全然平気でしたよ。自分が追い込まれている環境を楽しむこともできていたし、作品にかける思いもあったので。

染谷:僕はもう「森メソッド」と呼んでいるんですけど(笑)、最初の役作りの段階からいっぱい資料もいただきました。これを見に行ってほしいとか、この人と会ってほしいとか、そういうリクエストも全部監督がセッティングしてくれていたんです。現場でも監督がずっと緊張感を保っているので、現場全体も、我々役者陣も緊張感を持って作品に参加していました。あと、森監督は役者の演技が全然足りていなかったら、そうおっしゃいますし、割と自分は説明的なセリフが多かったんですけど、「今のじゃ全然見えてこない」「全然説得力がない」とか、「もっと自分で話しているセリフを客観的に見ながらちゃんと伝えてくれ」とか...1ヶ月半学校に通ったような気分で、すごくいい経験でした。

©︎2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 ©︎東野圭吾/講談社

玉森:僕は実際研究所に行って、崇史がやっている仕事を生で見学させていただいたり、教授の方に会いに行って、実際にどこまで技術が発展しているのかとか、何ができて何ができないとか、そういうリアルなお話を聞かせてもらったりしました。やっぱり研究者たちの作るものってすごいなと思いましたし、考えていることが僕じゃ思いつかないような、そこを攻めるんだ、とか、研究者ならではの考え方だったりを感じ取らせていただきました。

染谷:僕も智彦が働く研究所のモデルとなった会社を見せていただき、研究者の方にも会わせていただきました。森監督は、ただ会ってこいじゃなくて、ちゃんとそこでこういうことを感じてほしいという意図を教えてくださったんですね。研究を進めていく上で、研究者のメンタルがどうなっていくのか。具体的に質問を用意してくださっていて、それを聞いたり、あとは「現象を理解してからじゃないとセリフに説得力がないから」と、智彦が発するセリフに伴ってくるような本を渡してくださったりもしました。

ー初共演での印象はどうでしたか?

玉森:二人で初めて撮影するシーンが、親友との関係で一番大事だと思われるシーンからだったんですけど、すごくいい緊張感だったんです。まだ染谷さんとはそんなにコミュニケーションをたくさん取っていたわけでもなかったけど、喧嘩みたいなぶつかり合いのシーンで......。なんかゾワゾワしながらやってましたね。うわぁ、染谷くんがいるって思いながら。自分の中ではいい緊張感で、でもそれは染谷さんのおかげでもあるし、ありがとうございます。

染谷:玉森さんは、ずっと役柄に没入されていて、途切れる瞬間がなかったんですよね。現場で一度もそれを感じたことはなくて、まぁ唯一「今日のお弁当は何かな」というときくらいですかね(笑)。現場では、ずっと一直線に崇史という役を貫いていらっしゃったので、そうしてもらえたおかげで自分もカメラ前に立つときに心地よくお芝居させてもらえたことを、感謝しています。

ー共演前に持っていたイメージはどんな印象だったんですか?

玉森:僕は一視聴者として、まさか染谷さんと一緒にお芝居ができると思っていなかったので、嬉しい半面、「すごいプレッシャーだ、頑張んなきゃ!」って思いましたね。

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