誰でもハッピーな人生を送りたいと願うもの。世の中には「幸せに生きる方法」「死ぬまでにしたい〇つのこと」など、幸せをテーマにした本や映画も数多く存在します。幸せの価値観は人それぞれ。正解不正解はありませんが、より幸せに生きるためには少しだけ勇気が必要になることもあります。アドラーの心理学「幸せになる勇気」という本もあるように、幸せと勇気は共存しています。幸せに生きるために必要な3つの勇気について一緒に考えてみましょう。
須藤玲子
勇気とは
「勇気」という言葉にはどんなイメージがありますか?「○○さん、すごいね!勇気あるよね。」など尊敬のイメージを持つ人もいると思いますが、勇気はヒーロ―のように特定の人だけのものではありません。勇気とは言動や行動を起こす時、物事に取り組む時など、何かに屈することなく向かっていく「心意気」のこと。普通に誰にでも存在するものです。
一歩踏み出す勇気
過去を振り返ってみましょう。新しい自分になりたい!自分を変えたい!と思う時には、誰しも勇気を待って一歩踏み出してきたことでしょう。仕事だけでなくプライベートでも、人間関係、恋愛に至るまでいろいろな場で勇気と共に進んできたのではないでしょうか?初めてのヨガにチャレンジするのも、新しいスタジオに足を踏み入れることも、誰かに想いを伝えることだって、どんなことでも勇気ある行動です!たとえ求めていた結果に繋がらなくても、その勇気は経験値として幸せに生きるための大切なステップになっています。これからの人生において何かを生み出す力、成功へ向かう力になっているのです。
認める勇気
実際に一歩踏み出すのも勇気ですが、立ち止まって自分を認めることも、ほかの誰かを認めて背中を押すことも立派な勇気です。物事が思うように進まない時には闇雲に突き進むのではなく立ち止まることも大切。冷静に今の自分を受け止めること、時には流れにみを任せることも勇気です。心が落ち着かない時にはヨガの呼吸や瞑想をとりいれてみるのもいいでしょう。また、同じように自分の道を歩み続けているほかのだれかを認めて心から応援すること、それも勇気です。自分の幸せを願うように、本気で他の人の背中も押してあげましょう!
やめる勇気
大切なことは、一歩踏み出すこと、立ち止まり認めること、そしてもう一つはやめる勇気を持つことです。
幼いころから、途中で投げ出さず最後まであきらめない!という教育をされてきた私たちは、始めること以上にやめることについて慎重になりがちです。でも途中でやめることは、決して悪いことではありません。やめたことが失敗につながったとしても、自分は何も変わらないそのままの自分です。成功したから価値が上がる、失敗したから価値が下がる、ということはありません。ヨガの教えを思い出してみましょう。人はそのまま、ありのままで十分に価値のある存在なのです。そのままの自分を大切にすること、それもヨガです。私たちは時として自分で自分を縛りつけてしまうことがあります。渦中にいるとなかなか気づけないことかもしれませんが、そこから一旦離れ、距離を置くことで幸せに近づくこともあるのです。再開したくなったら自分のタイミングでまた始めればいいだけのこと。やめる勇気を持てた自分のこともちゃんとほめてあげましょう!
素敵な人生を
価値観や生き方は十人十色。最初に言ったとおり正解不正解はありません。自分なりの勇気をもって生きることが幸せへ向かう大きな一歩になります。踏み出すこと、認めること、やめること、この3つ勇気を大切にして生きてみませんか?勇気をもっと身近なものにしましょう!そこから多くのことを学ぶことができたなら、きっとこれから先の人生は、自分が思い描いていた以上に素敵なものになるはずです!
ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト