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ビタミンC不足を防ぐ!朝、卵かけご飯と組み合わせると良い食材とは?|管理栄養士が解説

ほかほかのごはんに卵を割り入れ、しょうゆをかけるだけで完成する卵かけご飯。トロトロの口当たりで食欲のない朝にも食べやすいですよね。でも、じつは卵かけご飯だけで終わらせるのは少しもったいないことをしているんです!そこで今回は、卵かけご飯に組み合わせるとよい食材やメニューをご紹介します。明日からの朝食の参考にしてみてくださいね。

卵かけご飯は「完全栄養食」だけど、〇〇が足りない!

卵は、たんぱく質の原料となるアミノ酸や脂質、各種ビタミン、ミネラルなどの栄養がぎゅっと詰まっており、「完全栄養食品」と呼ばれています。その中でも人体では合成することができない必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、良質のたんぱく質源となってくれます。この卵を炭水化物が含まれるごはんにかけることで、栄養バランスが整ったメニューとなるのです。

ただし、そんな卵の中にも含まれていない栄養素が「ビタミンC」と「食物繊維」。卵かけご飯にこれらの栄養素を含む食材をちょい足しすれば、さらに効率よく栄養のバランスアップを図ることができますよ。ここからは、ビタミンCを補給するための食材をご紹介します。

ビタミンCを補給!卵かけご飯におすすめのちょい足し食材とは

・大葉
爽やかな香りとさっぱりした味わいが特徴の「大葉」。大葉の香り成分はペリルアルデヒドと呼ばれ、食欲増進や防腐作用などが期待できます。そのままちぎってのせたり、しょうゆやごま油、砂糖などの調味料に漬けた「しょうゆ漬け」もおすすめです。

・青ねぎ
シャキシャキ食感とツンとした香りが心地よい「青ねぎ」。ビタミンCは緑色の部分に多く含まれており、白い部分には殺菌作用や抗酸化作用が期待できる硫化アリルという香り成分が含まれています。カットネギで常備しておくと毎日手間なく使うことができますね。

・トマト
ちょっと変わり種のちょい足し食材が「トマト」。ビタミンCはもちろん、抗酸化作用があるリコピン、抗ストレス作用が期待できるGABAも含まれています。リコピンは卵の脂質と組み合わせると吸収率がアップしますよ。ブラックペッパーやオリーブオイル、粉チーズをプラスして、洋風のアレンジもお楽しみいただけます。

バランスアップを目指したいならさらに1品プラスしよう!

上でご紹介したちょい足し食材は、一度に使う量が少ないので完全にビタミンCを補えるわけではありません。手間は少しだけ増えますが、具だくさんの味噌汁やサラダ、フルーツなどを一緒に食べると、より多くのビタミンCが摂れるのでさらに栄養のバランスがよくなります。

準備がしやすいように作り置きを活用したり、手軽に食べられるバナナやキウイなどの果物、冷凍野菜、冷凍フルーツなどを常備しておけば、バタバタしがちな朝も心強いですよ。

まとめ

卵かけご飯と組み合わせると、栄養のバランスがアップするちょい足し食材をご紹介しました。シンプルな卵かけご飯もおいしいですが、おうちにある野菜をちょっと足すだけで不足しがちな栄養素を補うことができます。栄養も食べやすさも朝ごはんのメニューにぴったりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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