腸の動きを支配するのは、自律神経。特に、副交感神経が優位な時に腸は動き始めます。しかし、現代人の生活では、夜になっても交感神経が優位になりがち。そこでおすすめなのが、体を動かすポーズとゆるませて休むポーズを交互に繰り返すこと。動くポーズと休むポーズを交互に繰り返すことで、自律神経を整えていきましょう。教えてくれたのは、ヨガインストラクターの大友麻子先生です。今回は側屈&前屈系のポーズをご紹介！
ヨガジャーナル日本版編集部
お腹まわりをくまなく刺激！側屈＆前屈系ポーズ
エクササイズの仕上げは、側屈と前屈で腸を緩めながら伸ばします。最後には長めのシャヴァーサナでリラックスを味わって。
HOW TO
1.足を大きく開き、両手を後ろで組む。息を吸って頭を持ち上げ、お腹が伸びるのを感じながら目線は上に。
Photo by Shoko Matsuhashi
2.そのまま両手を前方へ倒しながら前屈。内臓が逆転して、活性化される。
Photo by Shoko Matsuhashi
3.両脚を大きく開き、前の足の膝を曲げる。片方の手は膝、もう片方の手を頭上へまっすぐ伸ばす（側面を強く伸ばすポーズ）。５呼吸キープ。反対側も同様に行う。
POINT：軸足をしっかり地面につけ、体側を伸ばす
できる人は…床に手がつく人は、下ろした状態でキープ。手のひらでしっかり床を押し、その反動で体側がさらに伸びることを意識しよう。
側面を強く伸ばすポーズ／Photo by Shoko Matsuhashi
4.開脚したまま、吐く息とともに前屈をする。両手は頭の横につき、首の力を抜く。
POINT：内臓が逆転し、活性化するのを意識
立位前屈／Photo by Shoko Matsuhashi
5.最後のシャヴァーサナは普段より少し長めに。動いた時間の10％以上を目安にすると、副交感神経が優位になり、リラックスが増す。
シャヴァーサナ／Photo by Shoko Matsuhashi
教えてくれたのは…大友麻子先生
YOGA STUDIO TOKYO主宰。伝説のフリーダイバー、ジャック・マイヨールに影響を受け、1995年から世界各地でさまざまなヨガを学び、指導を行う。ブライアン・ワイズ博士に師事し、ヒプノセラピストとしても活躍している。
モデルを務めてくれたのは…中村優希先生
ヨガインストラクター。LANI YOGA主宰。幼少期から大学まで13年間新体操を続け、引退後ヨガに出会う。アジア最大級のヨガイベント「ヨガフェスタ横浜」に2015年より3年間出演。ヨガ雑誌などで監修やモデルも多数務める。
