日本語・韓国語・英語・スペイン語が堪能、世界中を飛び回り、旅をしながらヨガを指導する、福岡「YOGABREEZE」のディレクターであり、NY発の「ジヴァムクティヨガ」のアドバンス指導者ヒッキーことパク ヒキさんによる連載。今回は、心身の不調に繋がるアーユルヴェーダの「春のドーシャ」を乗りこえるアサナをご紹介!
パク ヒキ Heeki Park
5元素の中でも「空」と「火」を取り込める「ねじりとコアを意識するアーサナ(ヨガポーズ)」でカパドーシャのバランスを整える
太陽礼拝で「空」の要素をアップ
重く冷たく粘液質のエネルギーのバランスを取るには、ダイナミックにエネルギッシュに動いていくアーサナのプラクティス、重いエネルギーを動かすビンヤサ(フロー)系のヨガ」がおすすめです。
どのアーサナも呼吸が大事になりますが、特に「ヴィンヤサ」は呼吸と動きが連動して成り立つため、カパのエネルギーを乗り越える「空」のエネルギーを活性化することができます。
もっとも身近なヴィンヤサは「太陽礼拝」があります。流派によりやり方やアーサナに若干の差はあるものの、一連の動きを呼吸と連動させて動くという動きは変わりません。
日頃、練習しなれている太陽礼拝をアップテンポな音楽に合わせて最低3セットから5セット行いましょう。
練習するときは、太陽への感謝の気持ちを思い出し、体で行う祈りであることを意識し行うとさらに動きが丁寧になり、エネルギーが体の隅々まで届いて暖かくなるのを感じることができます。
ねじりとコアを意識するアーサナで「火」の要素をアップ
カパ克服するねじりとコアの3つのアーサナをいくつかご紹介します。必ず太陽礼拝を行ったあとにこれらのアーサナを練習しましょう。全部ではなく、まずはできるアーサナからすこしづつチャレンジしてみても良いです。
テンポの良い音楽をかけて、ヴィンヤサスタイルで繋げて行くのもいいですし、アーサナをひとつひとつ丁寧にとっていくのでもいいです。
とにかく無理矢理ではなく難しそうなアーサナでも「やってみよう!」という気持ちで楽しむことがなにより大事です。
それぞれのアーサナは最低5呼吸キープできるように心がけ、チャレンジアーサナをとるときは特に呼吸が浅くならないように気をつけましょう。