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「丸亀製麺」の最強メニューがヤバうまいって!?白玉みたいにモッチモチなうどん、本場・讃岐の味を身近にした創業者に直撃!

グルメ

讃岐の製麺所で味わった感動を日本中の人に届けたい。そんな思いを形にするために、全店舗で“手作り、打ちたて、ゆでたて”というスタイルにこだわりぬき、今や世界中の人々を虜にした「丸亀製麺」。その創始者にして株式会社トリドールホールディングスの代表取締役社長である粟田貴也さんに、うどんに対する熱い思いと、オススメのメニューをインタビュー!

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手作り、出来たて!チェーンの常識を打破

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―讃岐の製麺所の風情とセルフうどんのエンターテインメント性を融合。単なる“うどん屋”ではないという心意気を「丸亀製麺」という名で表現する“ありそうでなかった”形態の店は、消費者のハートをがっちりと掴み、わずか17年4カ月で1,000店舗にまで拡大するに至った。
最大の特徴は、店内で毎日麺を打ち、うどんが最も美味しい、ゆで上がった“瞬”のタイミングで提供。ワンコインで本物が味わえる点にある、と粟田貴也社長は語る。

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「通常のチェーン店は工場で作った半加工品を店舗に配送。どの店で食べても同じ味というのが特徴でした。丸亀製麺は、それとまったく逆の発想で、チェーンであっても多少味が違ってもよいではないかと考えました。
うどんだけでなく、人気の天ぷらのかき揚げに使用する野菜は切るところから各店舗で全て手作業。均質な工業製品より、手作りのほうがお客様にとって価値があるのではないかと考えてここまでやってきています」

社長おすすめNo.1メニュー/釜揚げうどん

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―手作り、ゆでたてにこだわる丸亀製麺の姿勢がもっとも色濃く表れているのが、粟田社長も一押しの「釜揚げうどん」(並290円・大390円・得490円)だ。

「ゆで上がってから水で締めてコシを出すうどんも美味しいのですが、釜揚げの魅力は、まさにゆで上がったその瞬間にしか体感できない味と香りが楽しめる点にあります」

―使用する小麦粉は国内産にこだわる。

「食べ比べるとわかるのですがコシと弾力が違う。そして甘い。さらに、豊かな小麦の香りが湯気とともに立ち込める。これは私が、丸亀製麺を作ろうと決意した、あの四国の製麺所で見た光景と雰囲気そのもの。釜から揚がったうどんをそのままお茶碗によそって食べた、あの感動を再現しています」

―まだ湯気を上げている麺を、しっかりつゆにつけて口に運ぶタイミングが、もっとも美味しい状態になるよう、ゆで上げている。水で締めないうどんはもっちりとした白玉のような食感で、小麦の風味そのものを味わえる。シンプルにそのまま食べてもよいし、無料トッピングのショウガやネギをのせて食べてもいい。好みに合わせて食べ方を選べるのもうれしい。

「うどんは歴史のある“The和食”の一つではありますが、ラーメンほど魅力を熱く語れる人も多くない、いわば未成熟な市場です。もっと魅力を伝えたいので、皆さんの身近な場所に必ず丸亀製麺が存在する状態にしたいですね」

社長おすすめNo.2メニュー/釜玉うどん

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―ゆでたての麺を、直接どんぶりに盛って、すばやく生玉子を混ぜる。そこにだししょうゆをかけていただく「釜玉うどん」(並360円・大460円・得560円)は、讃岐の定番。

「国産小麦を使用。芳醇な香りとほのかな甘みが感じられる麺に玉子を絡めることで、さらに甘味が強化されます」

―使用する玉子は、黄味の色がオレンジがかり、味わいは濃厚でまろやか。うどんとの相性も抜群だという。

「なんといっても日本人は卵かけごはんが好きですよね。打ちたて、ゆでたての麺が温かいうちに生卵を割り入れて、テーブルに用意しているだししょうゆを少々垂らして混ぜて食べるのも、それと同じような感覚になるのではないでしょうか」

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―粟田社長がすすめる食べ方は、玉子をあまり混ぜすぎず、少々白身の感触が残っているような状態でいただくこと。うどんの熱でとろりとなった白身や、濃厚な黄身との混ぜ具合を楽しむのだとか。

「さらに半分ほど食べたら、途中でかけだしを足してみてください。麺に絡んでいた卵がふわっと花が咲くように広がります。“かきたまうどん”のようにすると、二つの味が楽しめます」

社長おすすめNo.3メニュー/かけうどん

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―何度食べても食べ飽きることのない、定番中の定番がこれ。生姜とネギをのせてシンプルに楽しむのもよいが、「かけうどん」(並290円・大390円・得490円 ※天ぷらは別途料金)の魅力は、気分や好みに合わせてアレンジができる点にある。

「わかめやきつねあげなどのトッピングを合わせても良いですし、もちろんフリートッピングの天かすを入れて、たぬきうどんとして味わってもよいですね。丸亀製麺の天かすは店舗で天ぷらを揚げた際にできる、“本当の天かす”です。だから十分なうまみがあるのです」

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―さらにカウンターに並んでいる好みの天ぷらをダイナミックに出汁につけて食べるのもオススメ。どんな味にアレンジしても美味しくいたけるのは、しっかり飲み干せる出汁の魅力によるもの。

「真昆布と、風味と香りが特徴である手火山式(てびやましき)のかつお節、さば節、うるめいわしなどの魚の削り節と、アゴ節をブレンド。毎日、2~3時間おきにだしを引いています。やはり、出汁も引きたてが一番。新鮮なだしは香り豊かで、味わい深いです」

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