4.ぬるま湯に溶かした「粉末漂白剤(酸素系漂白剤)」液に漬け置く
ぬるま湯に希釈した漂白剤液に、臭うバスタオルを2時間ほど漬け置きし、洗濯機にそのまま入れ、洗剤で普通に洗濯します。
いずれの場合も、「臭うバスタオル」を洗濯する際には市販の「柔軟剤」は使用しない方が無難です。昨今の柔軟剤は香りが強いことが多く、臭いバスタオルのニオイをマスキングしつつ、混じり合い、かえっておかしなニオイになってしまうためです。
またこの洗濯(干しまで含む)にあたっては、以下の点にも注意してください。
1)洗濯の際、「風呂の残り湯」は再利用しない
前出の衛生微生物研究センターの調査によれば、入浴人数5人の、
・入浴前の風呂水中の細菌数は、1mlあたり80
・入浴直後の風呂水中の細菌数は、1mlあたり2700
・一晩放置後の風呂水中の細菌数は、1mlあたり120万
ただ入浴直後、「洗い」のみ再利用し、濯ぎには真水を使うならば細菌汚染の程度は低く済むのではないかと思います。
2)部屋干しよりも天日干し。湿気りがちな浴室乾燥機や、乾燥の甘い全自動洗濯乾燥機に注意
早急に乾燥させたいので、部屋干しよりは天日(屋外)に干した方が乾きやすくおすすめ(雨天や花粉時期以外)。ただ、高温になるものの湿度が高くなる浴室乾燥機や、使用していくうちにフィルターが詰まるなどして乾きが甘くなっている全自動洗濯乾燥機にかけると、かえって(細菌が活発化!?)臭くなることがあるので注意しましょう。
3)エアコン部屋干しでは室内の湿度に注意
エアコン(暖房)=空気が乾燥している、というイメージは割合強固なものですが、最近はちょうど良い湿度(40~50%)に室内空気を加湿調整してしまう機種が出てきていて、室内環境は快適に。その分、部屋干し的には乾きにくくなっています。室内の湿度を確認しながら部屋干しするようにしましょう。部屋干しの際には除湿機やエアサーキュレーターを併用することをおすすめします。
「クサくしない部屋干し」には、空気を撹拌して澱ませないエアサーキュレーターはマストアイテムです
ちなみに、ガイド(子ども3人の5人家族)宅の場合。バスタオルは1人1枚欲しがられ、洗濯したてが好まれ、かつリネンやガーゼは嫌われる(「タオル」じゃないとダメ)といった事情のすえ、探し当てた「薄手で大判のバスタオル」を愛用しています。
ほぼ毎日洗濯していますがあまり負担にならず、乾きも早く、重宝しています。かさばらないのでスーパー銭湯に持参する際などにもとても便利です。
バスタオルのケアが大変という理由で、バスタオルそのものをもう使わない!などの対策法もありますが、バスタオルならではの良さ(大きさなど)を手放したくないという気持ちもとても良く分かります。
であれば、バスタオルそのものの選定や、洗濯の仕方など、できることを組み合わせて、快適なバスタオルライフを送ることができるよう、工夫、してみてください。
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