電気代が気になりつつも、熱中症の危険性を考えるとエアコンの使用が避けられない季節になってきました。エアコンのフィルターを掃除するだけで、風速が10%もアップすることを知っていましたか? エアコンの掃除
saitaPULS編集部
エアコンフィルターの掃除で風速10%アップ
エアコン内部はホコリやカビの温床。汚れたままだと運転効率が悪くなり、電気代にも影響します。「できれば業者のクリーニングがおすすめですが、フィルターだけでも月に2回ほど、自分でお掃除を。風速が10%上がり、運転効率がアップして節電になります。エアコン内部に入るホコリも減り、エアコンの寿命ものびますよ」とはライフオーガナイザー/家計アドバイザーの下村志保美さん。
大掛かりなイメージで、業者に頼むしかないと思いがちなエアコン内部の掃除ですが、自分でも行えるエアコンフィルターの掃除法をNPO法人 日本ハウスクリーニング協会の高橋敬子さんに教えてもらいました。
エアコンフィルターの掃除に用意するもの
サッシ用ブラシ
掃除機
新聞紙
スポンジ棒
用意するものは意外にもこれだけです。スポンジ棒の作り方を次に説明します。
スポンジ棒の作り方
1. ウレタンスポンジを使用。不織布と2層になっていたら、不織布部分をベリベリとはがす。
2. 割り箸の先端に、1のスポンジを縦にして巻きつけ、下を輪ゴムで固定する。
3. 上も輪ゴムで留める。お団子のような形にして完成。
とても簡単ですが、このスポンジ棒がエアコン掃除の鍵を握ります。
乾いた汚れを払ってから水洗いが鉄則!
「エアコンは室内の空気を吸い込んで冷却し、吹き出しています。フィルターにホコリがたまっていると効きが悪くなりますから、はずしてお掃除を。このとき、いきなり水洗いするとドロドロになってしまいます。乾いた汚れは乾いているうちに、サッシ用ブラシで払ったり、掃除機で吸い取りましょう。吹き出し口もカビの温床。簡単に作れるスポンジ棒を差し込んで拭き取って」(高橋さん)
掃除スタート!
1. フィルターをはずす
エアコンの前面カバーを開け、フィルターのつまみを持ってはずす。
2. サッシ用ブラシでフィンのホコリを払う
内部のフィンにもホコリがついているので、サッシ用の幅が薄いブラシでやさしく払う。
3. スポンジ棒で吹き出し口の奥を拭く
吹き出し口は、汚れやカビがたまりやすい場所。ぬらしたスポンジ棒を差し込んで拭き取って。
4. 掃除機でフィルターのホコリを吸う
広げた新聞紙にフィルターを置き、ブラシで編み目に詰まったホコリをかき出しながら掃除機で吸う
5. フィルターを水洗いする
編み目にまんべんなく水を通すように、ブラシでこすりながら、しっかり水洗いする。
6. フィルターを乾かす
新聞紙の上でよく乾かす。生乾きのままエアコンに戻すとカビの原因になるので注意!
1台約10分。思っていた以上にとても簡単だと思いませんか?