自動掃除機能付きのエアコンも吹き出し口の掃除を
「自動掃除機能といってもフィルターだけ。内部や吹き出し口は汚れています。掃除機能なしのエアコンと同様、吹き出し口はスポンジ棒できれいに拭き取りましょう。内部の掃除は専門業者に頼むことになりますが、掃除機能なしのものより割高になります。また機種によっては、取り除いてたまったホコリを自分で捨てなければならないものもあります。知らずにたまったままになっているケースも多いので、取り扱い説明書を読んで確認を」(高橋さん)
室外機の汚れは故障の原因
ベランダや庭に設置されている室外機。風雨にさらされて汚れていたり、周囲にモノを置いていませんか。排熱の役割をもつ室外機の汚れは、エアコンの作動に影響することがあります。無駄な電気を消費したり、よけいな負荷がかかって、突然故障してしまうことも。「掃除は内部に水が入ると故障の原因にもなるので、ほうきで表面の乾いたチリやホコリを払って。周囲にもあまりモノを置かず、きれいにしておきましょう」(高橋さん)
面倒、時間がない、やり方がわからない…そんな言い訳でエアコン掃除を避けてきた人も多いと思いますが、100均で揃う道具で、約10分の作業で節電につながるとなれば重い腰も上がりますよね。本格的な夏を前に、早速今週末に取り組んでみてはいかがでしょうか。
監修/高橋敬子(NPO法人 日本ハウスクリーニング協会)、下村志保美さん(ライフオーガナイザー/家計アドバイザー)