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扉を開けたくなるカード vol.16 「nakinekoさん」

インテリア

作品にそっと添えられていることも多い、クリエイターの名刺やショップカード。イベントやお店に出かけて持ち帰ったり、手渡しでいただいたり…と、普段からたくさんのカードを受け取る編集部スタッフが、心に残った1枚をご紹介します。その人に会いたくなるような、作品を覗きたくなるような、お店に足を運びたくなるような…そんな、次の扉を開けたくなるカードがいっぱいです。

手描きのやさしい線がほっこりとうれしくなるような、シンプルながらぬくもりあふれるカードと出会いました。作品同様、どこか懐かしい気持ちにもさせてもらえるデザインです。作り手のnakinekoさんにお話をうかがいました。

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nakineko

手仕事を感じる、ほっとするようなあたたかさ。日々にあたたかく寄り添ってくれる作品を制作する、布小物作家さん。

https://minne.com/@nakineko

さりげない、遊び心

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紙の質感も手伝って、ほっこりとしたあたたかみのあるデザインですね。ロゴのあしらいも、お名前に因んでいてとってもかわいいです。いつごろから使われているのでしょうか?

nakinekoさん: 3年ほど前、イベント出展のために自分で制作したものです。そこから、裏のデザインを少しずつ変えたりして使っています。ロゴは、お客さまにも「ねこの耳ですか?」と聞いていただくことがありますね。気付くか気付かないか…ぐらいの、わたしの小さな遊び心に気付いていただいたようで、内心とてもうれしく思っています。

裏面のイラストについても、じっくりとおうかがいしました。

「自分でつくってみたら?」

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このイラストは、nakinekoさんがご自身で描かれているんですね。

nakinekoさん: はい、もともとはカード自体のデザインをプロのデザイナーさんにお願いしたいと考えていたのですが、なかなかぴったりとくるイメージが湧かず、うまく依頼ができなかったんです。悩んだ末、友人や作家友だちに相談したところ、「“nakinekoっぽいもの”を、自分でつくってみたら?」と言われ、自分でつくることを決意しました。そこで取り入れたのが、手描きイラストでした。

作品そっくりですね。以前から、イラストは描かれていたんでしょうか?

nakinekoさん: 作品をお届けするときに添えるメッセージカードや伝票に描いていたりして、お客さまにうれしいご感想をいただいたりしていました。大学時代も、イラストや絵本を描く学科を専攻していたので、「こういった形であれば、自分でもデザインできるかも」と思ったんです。

仲間に加わった、お魚

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たくさんパターン違いがあるんですね。すこしずつ、メンバーが入れ替わっていて、かわいいです(笑)。

nakinekoさん: 鳥のシリーズに加えて、去年出展した「minneのハンドメイドマーケット」では、「魚」をモチーフにしたシリーズの反響がとても大きかったんです。今年のハンドメイドマーケットで配るカードには「魚を足さなくては…!」と思い、急いで魚のイラストも追加しました。

先頭を泳いだり、ねこさんの上にちょこんと乗ったり。

nakinekoさん: 余白を多く残したデザインを何度か褒めていただいたことがあったので、なるべく情報量を絞ってシンプルにお届けしたいと思ったのですが、よく見るとイラストの部分でさりげなく遊んでいます。作品も含めて、やっぱり強く主張するよりも気付くか気付かないか…ぐらいのものが好きなようです(笑)。

切手の台紙として

ショップカードとして、「配る」以外の使い方もあるそう。

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これは、またかわいい…切手ですか?

nakinekoさん: そうなんです。カードに切り込みを入れて、切手の台紙にしています。

ぴったりのサイズ、ぴったりの質感ですね。

思いがけない、うれしい言葉

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