たとえば上司や取引先の人を好きになった……なんて場合、気軽に食事に誘ったり、告白したりと、一気に距離を縮めるのはけっこうむずかしい。またシャイな男性も、なかなか胸のうちを見せてくれません。そんなときはまず、脈があるかどうかを確かめたいですよね。隠された好意を見きわめる“好きサイン”にはどのようなものがあるのでしょう。男性が好きな人に見せる態度や行動について、化粧心理学者の平松隆円さんに詳しく教えていただきます。
平松隆円(化粧心理学者)
見つめ返す
誰かに見つめられたら、見つめ返してニコッと微笑む。なんだか恋愛のハウツー本に載ってそうなことですが、じつはこれも自然な“好きサイン”の返しです。
自分の秘密を話してしまう
好きな人には自分のことも知って欲しいと思う、と先ほどいいましたが、これは心理学用語で「自己開示」と呼ばれています。この自己開示にも返報性があるので、相手が自分のことを話したら、自分も同じように、相手に自分のことを話さないといけない、と感じます。そして、自己開示がすすめばすすむほど、つまりお互いに自分のことを話せば話すほど、好意の感情が高まると言われています。
“好きサイン”は、受け手のスキル次第でもある
好意がある人に対して無意識にとってしまう言動についてお話ししてきましたが、じつは心理学的には、“異性の行動から自分への好意をどの程度感じるか”は、受け止める側にも課題があるのです。というのも、同じ“好きサイン”でも、それを自分への好意だと気づかない人もいるから。それには、コミュニケーションのスキルと、自分への自信が関係しているとされています。この話は、また別の機会にすることにしましょう。
(平松隆円)
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