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うそ、好かれてた!?男のポーカーフェイス下の好意に気づけるか

たとえば上司や取引先の人を好きになった……なんて場合、気軽に食事に誘ったり、告白したりと、一気に距離を縮めるのはけっこうむずかしい。またシャイな男性も、なかなか胸のうちを見せてくれません。そんなときはまず、脈があるかどうかを確かめたいですよね。隠された好意を見きわめる“好きサイン”にはどのようなものがあるのでしょう。男性が好きな人に見せる態度や行動について、化粧心理学者の平松隆円さんに詳しく教えていただきます。

平松隆円(化粧心理学者)

人の感情というのは、なかなか目に見えてわからないものです。そのため、仕事関係や友人、家族のあいだですら、ミスコミュニケーションはしばしば起こります。

とはいえ、人の感情がまったく目に見えて表れないかと言えば、そんなことはありません。以前、嫌いな人にとる態度についてご紹介しましたが、隠しているつもりでも、無意識のうちに言動に表れることはあります。そして、それは“好きという感情”でも同じこと。

嫌いな人にとる態度

それ、隠せてません! 「実は好き」な相手への無意識の“好きサイン”

では、隠しているつもりでも、好きという感情が無意識に表れる言動には、どんなものがあるのでしょうか。

1. いつも近くにいる

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人の性(さが)なのかもしれませんが、好きなものは自分の近くに置いておきたいとか、好きなもののそばにいたいと思うのは自然なこと。たとえば好きなアイドルのポスターを部屋に貼たり、好きなキャラクターのグッズを集めるというのは、程度の差はあれ、誰だって経験がありますよね。それは、人に対しても同じです。好きな人のそばにいたいという気持ちが、知らず知らずのうちに、そのひとの近くにいさせてしまうんです。

2. いつも見てる

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“いつも近くにいる”と共通しますが、好きなものは無意識のうちに見てしまうものです。なにも考えていないときほど、思わず見てしまうものは、自分にとって好きなものである可能性が高いです。下手をすれば、ストーカーチックなのですが、いつもあなたのことを見てくる人がいるとすれば、その人はきっとあなたに好意をもっているんでしょう。

3. やたらほめてくる

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世のなかには天性の“ほめ上手”という人もいるにはいますが、たいていは、意味もなく誰かのことをほめるということはありません。プロジェクトが成功してほめるというのではなく、「今日の靴、いいよね」とか、「字がきれいだね」とか、「姿勢がいいね」とか、何気ないささいな部分もほめる人というのは、相手に対して好意をもっている証拠です。相手をほめるのは、自分に好感を持ってもらおう、好意をもってもらおうということの裏返しなんです。

4. ちょっとした変化に気づく

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こちらは、“やたらほめてくる”に通じるものですが、普通は相手に興味がなければ、相手のことをじっくりと見ることはありません。じっくりと見なければ、相手のささいな変化にも気づくことはないんです。

5. 聞かれてないのに自分のことを話す

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好きな相手のことはどんなことでも知りたいと思いますよね。と同時に、好きな人にも自分のことを知って欲しいと思うのです。つまり、聞いてもいないのに、自分の子どもの頃の話や家族のこと、最近あった出来事などをやたらと話してくる人というのは、話している相手のことが好きな証拠です。

6. LINEの返信が早い

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好きでもない相手のことって、後回しにしがちですよね。後回しならいいほうで、好きでもない相手からメッセージが来たら、既読スルーしたり、未読のまま放置なんてこともあると思います。つまりLINEの返信が早いということは、仕事やほかのことをさておいても、あなたへの返事のほうが優先順位が高いということ。それは裏を返せば、相手のことが気になっているとか、大事だとか、好きということでもあるんです。

“好きサイン”に男女差はあるの?

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このように、無意識のうちに言動に表れる“好きサイン”ですが、男と女で表れ方に違いはあるのでしょうか。研究結果があるわけではないのでなんともいえませんが、基本的には男女差はないでしょう。ただ、程度には違いが表れるかもしれません。

例えば先ほど、無意識の“好きサイン”として「やたらほめてくる」というのを取り上げました。一般的には、男性よりも女性の方が、同性同士でも異性とのあいだでも、“ほめるという行動”に抵抗がないかもしれません。

反対に男性は、照れくさくて気軽にほめられないという人もいるでしょう。これは、生まれながらの男女差ではなく、ジェンダーとしての男女差が影響しているかもしれません。

さりげなく距離を縮めたい! “好きサイン返し“ってあるの?

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ところで、こちらの好意もさりげなく相手に態度で示せるような、“好きサイン”返しのようなものはあるのでしょうか。

好意には“返報性”があることが知られています。返報性とは、わかりやすく言えば、お返しのようなもの。たとえば友だちから旅行のお土産をもらったら、「今度自分が行くときにお返しをしよう」と思いますよね。これと似ているのですが、好意についても、“相手から好きという感情を示されたら、自分も相手を好きになって、同じように好きという感情を示さないといけない”という心理があることが知られています。

ですから、相手が好きサインを示してきたら、よほど嫌いじゃない限り、無意識のうちに“好きサイン”を返していることがほとんどです。

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